意味ない節約って具体的にどんなやり方なの?
節約を成功させるコツとかないの?
節約といってもそのやり方は様々であり、人によっては全く意味がない節約方法も多数あります。
節約はあくまでも手段であり、行う目的が明確でないと思ったような成果は得られません。
加えて無理な節約ほど長く続かない上に、節約の反動で過剰にストレスを抱えてしまい、散財してしまう人も少なくないでしょう。
効果が薄い節約を一生懸命行っても、ストレスを抱える要因にしかなりません。
この記事では意味のない節約に関して、初心者の方にも分かりやすく解説しています。
あなた自身も無意識に行なっていないか、今一度確認してみてください。
意味ない節約12選!やると心が貧しくなるNGな行為
意味ない節約と呼ばれる代表的なやり方は、次のとおりです。
- 極端な水道代の節約
- エアコン・電気代のこまめな節約
- スーパーの買い回り
- 食料品や日用品のまとめ買い
- 食費の削りすぎ
- 外食費・交際費の削減
- いきすぎたポイ活
- なんでも手作りで済ませる
- スマホは大手キャリアを利用している
- 自己投資を行わない
- 健康(医療費)にお金を使わない
- 投資や資産運用を行わない
節約の基本は、まず固定費の見直しを行なった後に、変動費の見直しを行うことです。
加えてお金の流れが把握しやすいように、必ず家計簿をつけるようにしましょう。
あなた自身が毎月何にどれくらいのお金を使っているのか、お金の流れが把握できないことには、対策の打ちようがありません。
変動費よりもまずは、金額が大きい固定費から見直しましょう。
極端な水道代の節約
極端な水道代の節約は、生活する上ではストレスの要因になりやすいです。
適度な節水を個人で心がける分には問題ありませんが、家族や友人にまで強要したりするのは、完全にNGな行為でしょう。
特に水道光熱費は節約効果が他と比べて薄いため、一度試してみてストレスを感じる際には、やめるようにしてください。
水道代の節約でおすすめの方法としては、シャワーヘッドを変えることです。
シャワーヘッドを変えるだけでも、毎月5,000円程度の節約になりますので、一度試してみてください。
エアコン・電気代のこまめな節約
地球温暖化に伴い、日本でも年々最高気温が上昇している状況です。
夏場は特にクーラーがないと熱中症になる可能性も出てきますので、冷房利用は必須といっても過言ではありません。
しかし、気になるのがその電気代。
エアコンはつけた時の消費電力が大きいため、短時間(30分くらい)の外出であれば、つけっぱなしの方が消費電力が少ないです。
また普段からテレビを見ないのであれば、コンセントを抜いておくのもおすすめです。
スーパーの買い回り
格安商品を求めてスーパーの買い回りを行うのは、節約の観点から考えると時間の無駄遣いです。
現在は、オンラインサイトで安く購入することもできる上に、最寄りのスーパーで購入しても大した差額ではありません。
買い回りする時間があるのであれば、その時間で副業や他の家事等を行なった方が、有意義に時間を利用できます。
またお得なクーポンを保有しているから、仕方なく遠方のスーパー等へ赴く際には、時間的にもお得かどうか検討した上で行動しましょう。
食料品や日用品のまとめ買い
スーパーで格安セールが実施されていると、ついついまとめ買いしてしまう人も、多いのではないでしょうか。
まとめ買い自体は決して悪ことではありませんが、節約の観点から考えるとまとめ買いよりも、使い切りを意識した買い方が良いでしょう。
使い切りを意識した買い方とは、その時に必要な分だけ購入するやり方です。
まとめ買いするとどうしても、自宅に置いておく際にスペースを取ってしまいます。
自宅にモノが溢れると他の家事に悪影響が出る上に、邪魔なモノが多くなるとその分、ストレスも溜まりやすくなります。
(まとめ買いしたけど、結局使い切れなかった…)となっては本末転倒です。
食費の削りすぎ
食費の過度な削り過ぎは、過大なストレスの要因になりやすいです。
人間の三大欲求の一つでもある食欲を制限する訳ですから、その分かかるストレスも強くなります。
人によっては食費に関しては、全く制限をかけていないケースもありますので、食費に手を出す際には慎重に行うようにしましょう。
例えば外食回数を減らして、自炊を積極的に行うのがおすすめです。
特に一人暮らしの方は、基本的に自炊を行うことでかなり食費を減らせるはずです。
自炊の内容に関しては、栄養バランスだけはしっかりと意識して作るようにしてください。
良い節約をできるだけ続けるためには、健康な身体づくりが欠かせません。
外食費・交際費の削減
節約しようと考えて、真っ先に外食費や交際費を削る人がたまにいますが、過剰な節約は人間関係に悪影響がでかねません。
孤独でも大丈夫という人は別ですが、大半の人が会社の付き合いや、友人・知人との付き合いがあるはず。
誘いに対して毎回断っていては相手に不信感を与えますので、適度な距離感で友好関係を維持できるように努めるべきです。
外食は週に3回までと決めるなどして、適正なルールを決めた上で交際するようにしましょう。
いきすぎたポイ活
ポイントを集めることに夢中になり過ぎてしまい、ポイント目的でモノを購入したり、無駄な時間を割いたりする行為は節約とは異なります。
ポイ活すること自体は、決して悪いことではありません。
しかし、ポイ活自体が目的になってしまうのは、間違った節約方法です。
あくまでもポイントは「もらえたらラッキー!」程度に考えておいて、過度に求め過ぎないように注意しましょう。
なんでも手作りで済ませる
節約を過剰に意識するあまり、なんでも手作りで済ませようとする人がたまにいますが、効率を考えるとお金を出した方が早い場合が多いです。
例えば家事に育児と忙しい主婦が、旦那さんの弁当を毎日手作りするのは非常に大変です。
毎朝弁当を作る時間が勿体無いと考えるのであれば、旦那さんに弁当代を渡した方が、主婦の負担も減ります。
手作りを選択する前に金額だけではなく、時間や効率を踏まえた上で判断する必要がある、という訳です。
スマホは大手キャリアを利用している
節約する上で一番最初に見直したいのが、スマホの通信費でしょう。
最近は非常に安価で利用できる格安SIMも増えてきていますが、いまだに大手キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)を利用している人が多いです。
大手キャリアは、オフラインのカスタマーサポートに優れており、全国各地に実店舗があるという大きな強みを持っています。
しかしながらその分、通信費は高めの設定になっており、実店舗がない(もしくは少ない)格安SIMの方が圧倒的に安く利用できます。
自己投資を行わない
節約するあまり自分自身にお金をあまりかけない人は、自己成長の機会を損失している可能性があります。
節約自体は非常に良いことではありますが、自分への投資は最高のリターンが期待できる一番有力な投資先です。
例えばプログラミングスクールに通って、新しいスキルを身につければ、今以上に収入アップが望めるかもしれません。
自己投資を積極的に行なっている人とそうでない人とでは、将来的に収入や人生の充実度で大きな差がつく可能性が高いといえます。
健康(医療費)にお金を使わない
節約とはいえ医療費まで削っていては、健康に悪影響が出かねません。
節約を行う上でも健康管理は、非常に重要な項目です。
定期的な健康診断を行なっていなかったり、病気にかかっても病院へ行かなかったりした経験がある人は、今一度考え直してください。
大きな病気や怪我に発展した後では、高額な医療費が発生しかねません。
投資や資産運用を行わない
日本銀行の調べによると、日本人が保有している金融資産の約54.5%を「現金・預金」が占めており、その額1,034兆円といわれています。
他国と比較してもタンス預金が大好きな日本人ですが、貯蓄や節約のために銀行預金を増やしても、あまり意味はありません。
超低金利時代といわれる現在においては、銀行に預けていてもお金は全く増えないからです。
逆に為替相場でみると外貨(ドルやユーロなど)と比較して、円の価値は減りつつあります。
これからの時代、投資や資産運用は当たり前といわれるようになるのも、そう遠くないはずです。
節約を成功させるための3つのポイント
節約を成功させるためのポイントとしては、大きく分けて3つ挙げられます。
- 節約する目的を明確にする
- 自分に合った節約だけを実践する
- できるだけ長く続ける
それぞれ重要な項目ですので、必ず節約を実施する前に確認しましょう。
節約する目的を明確にする
節約を行う前にまずはなぜ行うのか、その目的に関してしっかりと考えましょう。
目的となるゴールが定まっていないと、継続して取り組めなくなる上に、節約自体が目的になりかねません。
節約はあくまでも手段の一つであり、それ自体が目的になってはストレスが溜まるだけです。
節約でストレスが溜まりやすい人は、節約を行う目的が定まっていないケースが大半ですので、くれぐれも注意してください。
自分に合った節約だけを実践する
膨大な節約術がある中で、人によってはどれだけ良いといわれる節約術でも、あなたには合わない場合があります。
合う合わないは人によって異なるため、試験的に試してみて少しでもキツイなと感じた方は、他の方法を試すことをおすすめします。
無理に自分に合わない節約術を続けても、過剰にストレスを溜めるだけですので、まずは無理のない範囲ではじめてみましょう。
できるだけ長く続ける
節約は短期的に取り組むものではなく、中・長期的に取り組むことではじめて本当の成果が得られるものです。
短期的に我慢することは誰にでもできることですが、節約を長く続けられる人は意外に少ないです。
三日坊主でも良いのでまずは試しに取り組んでみて、その後はできるだけ長く続けられるように工夫しましょう。
習慣化して無意識に取り組めるような段階まで行くと、本当の節約効果が得られるはずです。
やってよかった!意味のある節約3つ【効果抜群】
現代社会では、さまざまな支出があり、無駄な出費を削減することが求められます。
ここでは、効果抜群の節約術3つをご紹介します。
- 家計簿アプリで支出管理
- 無駄な定額サービスの見直し
- 自炊を増やし外食費を削減
これらの方法を実践することで、無駄遣いを減らし、貯金や投資に回せるお金を増やすことができるでしょう。
家計簿アプリで支出管理
家計簿アプリを使って支出を管理することで、無駄遣いを抑えることができます。
家計簿アプリを使って支出を記録し、カテゴリ別に分析することで、どの部分が無駄遣いになっているかを把握できます。
たとえば、「Money Forward(マネーフォワード)」や「Zaim(ザイム)」などの家計簿アプリを使えば、自動で取引先をカテゴリに振り分けてくれる機能があります。
家計簿アプリを利用すれば、月ごとや年ごとの支出の推移を簡単に確認でき、節約ポイントを見つけやすくなります。
無駄な定額サービスの見直し
動画配信、音楽配信、電子書籍、クラウドストレージなど、さまざまな分野で月額料金を支払って利用できるサービスがあります。
それら全てを利用していると、無意識に毎月の負担が増えてしまいます。
定期的に定額サービスの見直しを行うことで、実際に必要なサービスのみを利用することができ、無駄な出費を削減できるでしょう。
たとえば、動画配信サービスが月額1,000円で、年間12,000円かかりますが、実際に利用していない場合はその費用を節約できます。
自炊を増やし外食費を削減
外食費は、家計支出の中で、大きな割合を占める項目の1つです。
自炊を行うことで、食費を大幅に節約することが可能な上に、自炊は健康面でもメリットがあります。
たとえば、外食で1食あたり1,000円かかると仮定すると、週に5回外食をしている場合、月に約20,000円の費用がかかります。
一方で、自炊を行うことで1食あたりの費用を500円に抑えることができれば、月に10,000円の節約が可能です。
1年間で考えると、120,000円の節約になります。自炊を始めるにあたっては、まず簡単なレシピから始めることがおすすめです。
意味ない節約に関するよくあるQ&A
意味のない節約に関する多くの質問や悩み等の中から、特に多かった内容だけに絞ってそれぞれ回答をまとめてみました。
節約は習慣化できるまで続けるのが、一つの目標です。
Q.節約よりも投資でお金を増やした方が早いのでは?
投資が攻めの手段であるならば、節約は守りの手段であり、どちらか一方が欠けてもお金を増やすことはできません。
仮に入ってくるお金がいくら多くても、出て行くお金が同額であれば意味がないように、節約は投資と同じくらい重要な要素です。
自分の懐から出て行くお金を極力減らすためにも、絶対に節約を軽視してはいけません。
Q.節約は下手すると人間関係が悪くなりそう…
過度な節約は、人間関係に悪影響を及ぼします。
特に水道光熱費や食費等の節約を行う場合、一人暮らしであれば問題ありませんが、家族暮らしの人は一緒に暮らす家族の考慮も必要です。
また会社の付き合いでの飲み会や友人・知人との友好など、適度な金額と頻度に予め設定した上で、節約に励みましょう。
Q.節約するならやはり家計簿をつけた方がいいですか?
節約の有無に関わらず、家計簿は必ずつけるようにしましょう。
家計簿は、お金の流れを明確に数値化してくれる便利ツールであり、家計簿がないと節約する項目がわかりません。
地図のない旅にならないように必ず家計簿をつけた上で、節約の優先順位を考えましょう。
Q.節約で我慢するとストレスになりやすく反動が怖いです…
そもそも節約とは、我慢するものではなく無駄を削るものです。
我慢するような節約だと過剰にストレスが溜まってしまい、その反動で散財しかねません。
我慢しないでいいように、あなたに適した無理なく続けられる節約術を選ぶようにしてください。
Q.節約しても意味がないと思う時がありませんか?
節約しても意味がないと考える人の大半が、節約に対する目的がない場合が多いです。
スポーツと同じで「大会で優勝する」という目指すべきゴールがあると頑張れるように、節約にもゴールとなる目的が必ず必要でしょう。
確かに意味のない節約は多数存在しますが、節約自体が意味がないというのは誤りです。
まとめ
意味のない節約を12個に絞って、それぞれ分かりやすくご紹介しました。
- 極端な水道代の節約
- エアコン・電気代のこまめな節約
- スーパーの買い回り
- 食料品や日用品のまとめ買い
- 食費の削りすぎ
- 外食費・交際費の削減
- いきすぎたポイ活
- なんでも手作りで済ませる
- スマホは大手キャリアを利用している
- 自己投資を行わない
- 健康(医療費)にお金を使わない
- 投資や資産運用を行わない
実際に節約に励んでいる方で、思ったような成果が得られていない人は、今一度見直してみてください。
間違った節約を続けていてもストレスが溜まるだけなので、あなたに適した節約術だけに絞って、できるだけ長く続けるよう励みましょう。
過度な節約は心が貧しくなりやすいので、くれぐれも気をつけてください。
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