海外移住で後悔・失敗する理由9選!対策方法もあせて解説【甘くない現実】

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相談者
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海外移住した際に後悔することって何だろう?

海外移住で後悔しないために取れる対策は?

世界的なパンデミックの影響により、最近は海外移住者の推移も減少傾向にあります。

しかし、それでも海外で暮らしてみたいと考える人の割合は、一定数存在しているのは確かです。

仮に現時点で海外移住を検討されている方は、移住先で後悔しなたいためにも、日本でしっかりとした準備が必要不可欠です。

本記事では、実際に海外移住した人たちの意見をもとに、後悔した具体的な内容とその対策方法に関して分かりやすく解説しています。

最後まで読んでいただくことで、海外移住で同じような後悔をしないで済むようになるでしょう。

担当FP
担当FP

海外移住は決して簡単なものではありませんので、事前準備をしっかりと行いましょう。

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海外移住で後悔・失敗するよくある理由9選

海外移住 後悔 失敗

海外移住で後悔した人のよくある理由として、多くの意見の中から特に多いかった内容を、9つに絞って取り上げました。

  • 生活環境に適応できなかった
  • 現地の水や食事が合わなかった
  • 文化や習慣に馴染めなかった
  • 孤独感に苛まれた
  • ビザ関係でトラブルになった
  • 現地で仕事が見つからなかった
  • 健康面で問題が発生した
  • 財政難に陥った
  • 計画性がなかった

それぞれ先に対策を講じておけば、問題なく乗り越えられる項目ばかりです。

これから海外移住を検討されている方は、参考にしてみてください。

担当FP
担当FP

海外移住の成否を決めるのは、事前準備といっても過言ではありません。

生活環境に適応できなかった

海外移住となると、全く異なる生活環境での暮らしとなります。

実際に海外移住してみて最初の数日間は問題なく暮らせても、年単位でみた場合にご自身の心情にどのような変化が訪れるかは誰にも分かりません。

またインターネット上だけの情報を過信し過ぎてしまい、現地でのギャップに耐えられずに帰国する方も意外に多いです。

生活環境に慣れるまでの時間は人によって様々ですので、まずは数ヶ月間のプチ移住もしくは週単位での海外旅行を行うことをお勧めします。

現地の水や食事が合わなかった

海外移住したけど「現地の水や食事が合わなかった」という意見は、非常に多いです。

海外移住者でなくとも、旅行した際に現地の水でお腹を壊した経験は、誰もが一度はしたことがあるのではないでしょうか。

日本以外で蛇口から直接水が飲める国は、世界で約14カ国と非常に少ないです。

アジア諸国では、日本とアラブ首長国連邦(UAE)の2カ国のみ、蛇口から直接水を飲むことができます。

それでも海外へ行った際には、ミネラルウォーターを購入するのが一般的であり、蛇口から直接水を飲むことはありません。

また現地での食事に関しても、日本食ばかりだと食費が高くなりますので、事前に現地の食事が合うかどうか試しておくべきでしょう。

文化や習慣に馴染めなかった

日本では多種多様の宗教文化が混在しており、宗教心がとても強い人の方が稀ではないでしょうか。

しかし、海外だと国によっては、法律と同じくらい宗教を重要なものとして扱うところも少なくありません。

万が一、現地で宗教的にタブーとされている規律を破ってしまうと、現地の法律で厳しく罰せられる可能性もあります。

事によっては(知らなかった…)では済まされませんので、必ず事前に調べておきましょう。

また海外に住むとなると生活習慣に関しても、現地の人たちに併せなければいけないシーンも度々訪れます。

日本と同じような生活習慣で宗教的にもそれほど厳しくない国であれば良いですが、イスラム教などの全く異なる宗教国だとストレスになる可能性も高いです。

孤独感に苛まれた

海外で言語も文化等も全く異なる環境に身を置くのは、本人に自覚がなくても精神的にかなりのストレスとなります。

現地に頼れる友達や知り合いがいる人は、友人や知人が精神的な支えとなるかも知れませんが、全く知り合いがいない人は孤独感を感じやすいです。

特に現地の言葉が全く喋れない人は、孤独感からうつ状態になる可能性もありますので、海外移住する前に最低限の語学力は身に付けておくべきでしょう。

現地で友達が作れず、頼れる人もいない寂しさからホームシックになってしまい、日本へ帰国してしまうケースも意外に多いです。

ビザ関係でトラブルになった

海外移住で最も障壁となりやすいのが、ビザ問題です。

海外移住する場合、観光ビザとは異なり就労ビザもしくは永住ビザ等の目的に適したビザが、別途必要になります。

国によっては観光ビザの延長だけで年単位で長期滞在が可能なところもありますが、基本的には目的に適したビザを所持していないといけません。

ビザの取得難易度は、ビザの種類と本人の経済状況、学歴、職歴等により異なります。

また一度取得したとしても更新申請等もありますので、これから海外移住される方はビザに関して徹底的に調べた上で実行するようにしましょう。

現地で仕事が見つからなかった

海外移住するにあたり、既に現地での仕事が確定している方は問題ありませんが、現地でイチから仕事を探すとなると人によってはかなりハードルが高いです。

特に現地の言語が全く話せない方は、仕事を獲得できる確率は極めて低いでしょう。

万が一、運よく現地で就職できたとしても、過酷な労働環境だったり、賃金が非常に安かったりと労働条件としてはよくありません。

逆に手に職がなくてもある程度、言語能力が高い人であれば職につける可能性があります。

どれだけ資金的に余裕があったとしても、月々の収入源がないと精神的にも不安になり、最終的に帰国せざるを得なくなります。

健康面で問題が発生した

日本の医療技術は、世界でもトップクラスの水準となっており、医療費に関しても国民健康保険で多くの人が約3割の料金負担で済みます。

対して海外では医療費の負担額がとても大きく、医療技術に関しても日本と同程度の医療を受けれる国は限られています。

現地の国が発行している健康保険を取得できていれば医療費を抑えられますが、そうでない場合は全額負担になる可能性も考えられるでしょう。

また海外移住先の地域で解決できないような病気や怪我等になった場合は、やむを得ず帰国しなければなりません。

そのため、海外移住先の医療レベルや医療費等に関しては、移住前に十分調べておく必要があるでしょう。

海外特有の感染症などがある場合は、事前にワクチン接種なども日本で済ませておくと良いでしょう。

財政難に陥った

海外移住される方の多くは、ある程度まとまった生活防衛資金と余剰資金を持参してから、いかれると思います。

しかし、海外移住先では何が起こるか分かりません。

人によっては仕事が見つからずに貯金が底を付き、止むを得ず帰国する方もいらっしゃいます。

また病気や怪我等により巨額の医療費が発生し、支払いきれずに帰国するケースも挙げられるでしょう。

その他、置引きやスリ、空き巣などの被害に遭ってしまい、全財産を無くしてしまうといった事例も挙げられています。

軽犯罪率に関しては、日本よりも海外諸国の方が圧倒的に高いため、お金だけではなくパスポートや貴重品等を狙った犯罪には十分気をつけましょう。

具体的な対策としては、財政難に陥らないように毎月の収支管理を行い、持ち歩く際には最低限のお金とクレジットカードだけにするとよいでしょう。

また支払いは1枚のクレジットカードに一元化すると、収支管理が行いやすくなります。

計画性がなかった

短期間の海外旅行であれば、無計画でもなんとかなる可能性が高いです。

しかし、海外移住するとなると話は別。事前に十分な計画を立ててからでないと、必ずどこかで障害にぶつかるでしょう。

仮に十分なお金があったとしても、海外移住先の生活環境に慣れなかったり、現地の言語が話せずにパニックになったりなど挙げればキリがありません。

より具体的な計画を立てるためにも、好奇心だけで飛び込むのではなく、まずは一度現地へ短期間の旅行目的で訪れてみてください。

実際に現地を訪れてみることで、より生活するイメージが浮かびやすく、今の自分に何が足りないのか具体的に見えてくるはずです。

実際に海外移住した人たちの口コミ・評判

実際に海外移住を行なわれた人たちの、口コミや評判を一部ご紹介します。

担当FP
担当FP

海外移住で後悔する人もいれば、実際に移住してから人生観が変わり、その後成功する人もいらっしゃいます。

担当FP
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諸外国と比較して日本は食べ物が安価かつ美味しいため、日本食が恋しくなる人が多いです。

担当FP
担当FP

内側だけではなく一度、外側から日本という国を見てみるのも良い経験ですね。

担当FP
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日本にいる家族や友人と会えなくなるのは、誰しも寂しいものです。

海外移住で後悔する人の特徴・性格

海外移住 後悔 失敗

海外移住で後悔する人の特徴や性格としては、主に3つ挙げられます。

  • 何でも完璧にしようと考えてしまう
  • 憧れだけで海外移住を決めてしまう
  • 現地の言語や英語等が全く話せない

日本の常識は世界の常識ではありませんので、海外移住するのであれば自分自身の根本的な考え方をアップデートする必要があります。

担当FP
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まさに「郷に入っては郷に従え」ですね。

何でも完璧にしようと考えてしまう

日本では電車やバスなどといった交通インフラが整備されており、数分単位でも遅れることは珍しいです。

対して海外の国によっては、電車やバス等が遅れるのは日常茶飯事であり、その他交通機関での軽犯罪なども頻繁に起こっています。

地域によっては人種差別によりタクシーの乗車拒否をされたり、相場よりも高い料金を要求してくるケースも挙げられます。

日本で生活している時のような身の振り方をしていると、軽犯罪に巻き込まれる可能性が高い上に、ストレスを溜め込みやすくなるでしょう。

日本は世界的にも非常に恵まれた国であるが故に、諸外国では日本の常識が通じない場合が多々あるため、完璧主義的な考え方は改めた方が良いでしょう。

憧れだけで海外移住を決めてしまう

海外での生活に憧れて勢いだけで移住してしまうのは、正直おすすめしません。

飛び込む勇気があるのはとても凄いことですが、無計画だと必ずどこかで失敗または後悔します。

海外への憧れは誰しもが抱いている感情だとは思いますが、海外旅行とは異なり移住となると勢いだけではどうにもならないケースが多いです。

現時点で海外移住を検討されている方は、感情に任せて行き当たりばったりな行動は避け、計画性を持って行動することをおすすめします。

現地の言語や英語等が全く話せない

海外移住で後悔してしまう人の多くが、自身の言語能力の低さを理由に挙げられます。

特に日本人は英語が苦手な人が多く、実際に話せる人の割合は10%未満である、という企業のアンケート調査結果も出ているほどです。

短期間の海外旅行であれば、全く話せなくとも翻訳アプリ等でなんとかなるでしょう。

しかし、海外移住となると現地の言語が全く話せないのでは、生活に必ず支障が出てきます。

少しでも海外移住を検討されている方は、最低でも日本で日常英会話レベルは習得してから行動すべきです。

海外移住で後悔しないための4つの注意点

海外移住 後悔 失敗

海外移住で後悔しないための注意点として、4つご紹介します。

  • 事前に必要な手続きは日本で済ませておく
  • 英語力は日本である程度身につけておく
  • 現地で稼げるスキルを身につけておく
  • 最初はプチ移住で短期滞在してみる

最低限4つの注意点さえ押さえておけば、実際に海外移住した後に後悔する確率を大幅に減らせるはずです。

担当FP
担当FP

実際に海外移住された方の多くが、4つの注意点に関して言及されています。

事前に必要な手続きは日本で済ませておく

日本の年金や健康保険、自動車、自宅など事務的に行わなければいけない処理は、必ず漏れなく事前に済ませておくようにしましょう。

必要な手続きに関して海外移住した後に気付いてしまっては、その後の手続きが難しくなる上に、最悪の場合、一時帰国しなければいけません。

特に年金や健康保険、住民票などの行政手続きは、抜けがないように注意してください。

心配な方はご自身でチェックリストを作成した上で、抜けがないように一つずつ取り組むのがおすすめです。

英語力は日本である程度身につけておく

海外で生活しているだけでは英語力は身につきませんので、日本にいる間にオンライン英会話等を利用して語学力を身につけておきましょう。

海外移住してからも英語力の低さに負い目を感じて、継続して英会話学習に取り組んでいる人は意外に多いです。

また本格的に海外移住する前に、海外で語学留学するのも一つの方法でしょう。

海外移住するにあたり英語は避けては通れませんので、毎日少しづつでも学習に取り組むことをおすすめします。

現地で稼げるスキルを身につけておく

最近はリモートワークを導入する企業も増えてきており、それに伴い空いた時間で副業を始める人も多くなってきました。

個人で稼げるスキルがあると海外移住先でも、現地で仕事を探す手間が省けてストレスも軽減できます。

今は海外を拠点にリモートで働いている日本人も非常に多いため、本格的に海外移住する前に稼げるスキルを身につけておくと良いでしょう。

具体的にはプログラマーやWebデザイナー、Webライター、ブロガー、YouTuberなどが挙げられます。

その他、海外企業でも通用する資格等を、新たに取得するのも良い方法です。

最初はプチ移住で短期滞在してみる

多くの日本人が既に移住している国であっても、あなた自身に適した移住先であるかどうかは別問題です。

ネット上だけの情報を頼りに、いきなり行ったことのない国へ海外移住するのはリスクが高いため、最初はプチ移住目的で短期旅行すると良いでしょう。

海外旅行の経験が浅い方は、一か国だけではなく複数の国へ実際に行ってみるのもおすすめです。

それぞれの国の違いや日本を外から見た際の見え方などを、最初に学ぶとまた視野が広がります。

海外移住に関するよくあるQ&A

海外移住に関する多くの質問や悩み等の中から、特に多かった内容だけに絞って、それぞれ回答を分かりやすくまとめてみました。

担当FP
担当FP

海外移住する前に、悩みはできるだけ解決しておきましょう。

Q.海外移住のデメリットは何ですか?

海外移住を行うデメリットとしては、次のような項目がよく挙げられます。

  • ビザの手続きが面倒
  • 語学力がないと生活に支障が出る
  • 現地で住む場所を一から探す必要がある
  • 仕事を探す必要がある
  • 日本の友人や家族と疎遠になる
  • 交通インフラや治安など不便な要素が多い など

掲載した項目は、あくまでも一般的な意見に過ぎません。

人によっては、全くデメリットと感じていない項目もあることでしょう。

Q.いくらあれば海外移住できますか?

最低でも1年間は、仕事を行わなくても生活できるほどの蓄えが必要です。

既に現地での仕事を確保できている方であれば、半年程度の蓄えでも十分海外移住は可能でしょう。

ただし、海外では日本とは異なり何が起こるか分かりませんので、備えだけは十分用意した上で海外移住するようにしましょう。

Q.永住するならどこの国がおすすめですか?

永住を検討されているのであれば、比較的に物価が安いといわれている、東南アジア諸国はいかがでしょうか。

たとえば、フィリピンであれば観光ビザだけでも、最長3年間は滞在可能です。

何を基準に移住先を選ぶかは人それぞれですので、海外移住における優先順位を明確に決めた上で、あなたの目的に適した国を選んでみてください。

Q.高齢だと海外移住は難しいですか?

諸外国では、リタイアメントビザ(高齢者向けの専用ビザ)を提供している国が多いため、年齢を理由に海外移住を諦めるのは時期尚早です。

年金だけで生活するのは海外であっても難しいため、老後に海外移住を検討されている方は、あらかじめ収入源を確保する必要があります。

現地で働くのは年齢的にもハードルが高いため、年密な計画を立てた上で実行しましょう。

まとめ

海外移住は日本での地方移住とは異なり、乗り越えなければいけない壁がとても多いです。

事前の準備がその後の生活に大きく影響してくるため、現時点で海外移住を少しでも検討されている方は、先行者の意見を参考にして対策を練りましょう。

また仕事やお金、言語等の問題に関しても前々から準備する必要があるため、海外移住の計画を立てる際にはロングスパンが前提となります。

海外移住した後に同じようなことで後悔しないよう、十分な準備を行いましょう。

担当FP
担当FP

既に現地に海外移住されている日本人に、直接相談するのも良い方法です。

この記事を書いた人

セブ島在住のキャリアアドバイザー|フリーランス・Webライター歴7年|保有資格:FP2級・簿記3級 など|得意分野:資産運用,税金,副業 など|個人でも積み立てNISAや米国ETF、仮想通貨などで資産運用中|暮らしに役立つ情報を、分かりやすくお伝えします。

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