地震保険の見直しのタイミングと未加入だった場合のデメリットを解説

地震保険 見直し デメリットリスクと保険
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相談者
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地震保険の見直しのタイミングはいつ頃がベスト?

地震保険未加入だった場合の具体的なデメリットは?

東日本大震災の直後には、多くの人が地震保険へ加入しましたが、その後保険料の支払いが負担に感じ保険の見直しを行う人が最近増えています。

世界的にみても日本は、地震大国と呼ばれるほど地震が多い国であり、一見すると地震保険は必要不可欠に思われます。

しかしながら、人によって地震保険に加入する必要性がない場合もあるため、一概にはいえません。

保険商品の仕組み上、地震保険単体では加入できないため、保険の見直しを行う際には火災保険と一緒に見直すカタチになるでしょう。

この記事では地震保険の見直しのタイミングと、未加入だった場合のデメリットなどに関して、初心者にも分かりやすく解説しています。

担当FP
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必要な補償を確保した上で、無駄な保険料を極力支払わないで良いように、保険の見直しを定期的に行いましょう。

地震保険 見直し デメリット
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地震保険の見直しのタイミングは?いつ頃がベストなのか

地震保険 見直し デメリット

地震保険は、他の保険商品とは異なり、民間企業(損害保険会社)と国が共同で運営している公的な保険制度です。

損害保険会社による保険料の違いはそれほどありませんが、数年ごとに改正が行われるため、定期的に保険の見直しを行う必要があります。

その他にも、加入者の年齢やライフスタイルの変化に応じて、見直す必要があるでしょう。

たとえば子供が生まれた家庭であれば、地震保険の補償をより厚くしておく必要があります。

逆に子供が成人して実家を出て独り立ちした後は、それほど高額な補償は必要なくなります。

これは地震保険のみならず、他の保険商品でも同じことです。

地震保険の加入期間は最長で5年間となっており、保険料が引き上げられる前に契約すれば、契約時の値段で据置されます。

そのため、契約更新のタイミングで地震保険の見直しを行うのも、一つの方法です。

担当FP
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保険の見直しのコツやタイミングを押さえておけば、より賢く保険商品を利用できます。

地震保険未加入だった場合のデメリットとリスク

地震保険 見直し デメリット

地震保険に加入せずに火災保険だけを利用する場合、次の項目に関しては補償されません。

  • 地震や津波、噴火による建物の損壊や倒壊
  • 家財の損壊など直接の被害
  • 地震などを原因とする火災

地震による損害は火災保険では補償されないため、万が一地震が発生した際に、未加入者は受け取れる保険金が少なくなります。

地震保険の見直しを行う際に、安易に支払う保険料が負担だから解約するのではなく、ご自身の状況に合わせて検討する必要があります。

仮に十分な貯蓄がない人が地震に見舞われると、損害のほとんどを自己資金で賄わなければいけません。

担当FP
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人によっては状況は異なりますので、リスクを十分理解した上で地震保険が必要か、不必要かを判断しましょう。

地震保険に加入するメリット・デメリット

地震保険 見直し デメリット

地震保険に加入するメリットとデメリットは、次の通りです。

メリットデメリット
・地震に備えられる
・保険金の支払いがはやい
・自由に補償対象を選べる
・保険内容が複雑で理解するのに時間がかかる
・保険料の負担が生じる
・火災保険とセットで契約しなければならない
・補償金額には制限がある

双方比較してみるとデメリットの方が多いですが、これだけで判断するのは時期尚早です。

そもそも地震保険は、地震が起きた際の生活再建のための一時金のようなものであり、損害の全てを賄えるだけの貯蓄がある人には必要ありません。

逆に次のような項目に当てはまる人は、地震保険の必要性が高いといえます。

  • 住宅ローンの支払いが残っている
  • 新築で住宅を購入したばかり
  • 貯蓄があまりない
  • 被災してしまうと現在の仕事を失う恐れがある
  • 地震が発生しやすいエリアに住んでいる
担当FP
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複数項目当てはまるようであれば一度、信頼できるFPに相談してみることをおすすめします。

地震保険を見直す際の注意点

地震保険 見直し デメリット

地震保険を見直す際には、契約時の保険期間と保険料の支払い方法の2つのポイントに注意が必要です。

まず保険期間ですが地震保険の場合は、最長で5年まで契約が可能となっており、契約自体は1年もしくは5年の2つの選択肢しかありません。

仮に5年契約だとその間の保険料が据え置きとなるため、万が一地震保険の制度改正が行われて保険料が途中で上がったとしても安心です。

対して1年契約の場合は、保険の見直しが行いやすい特徴が挙げられます。

1年ごとに契約を更新するか判断できるため、5年契約と比較して容易に見直しが行えます。

次に地震保険の保険料の支払い方法に関してですが、長期払いと短期払いの2つ選択肢があります。

  • 長期払い(年間単位で支払う方法):保険料は割安だが、定期的な見直しが行いにくい
  • 短期払い(月単位で支払う方法):保険料は割高になるが、保険の見直しが容易に行える
担当FP
担当FP

実際の支払う保険料に関しては、どの損害保険会社もそれほど違いはないため、見直しを行う際には契約期間と支払い方法の2つに注意しましょう。

地震保険の見直しに関するよくあるQ&A

地震保険の見直しに関する多くの質問や悩みの中から、特に多かった内容だけに厳選して、分かりやすく回答をまとめました。

担当FP
担当FP

保険の見直しは、ライフスタイルの変化や年齢、家族構成などに合わせて都度に行うようにしましょう。

Q.地震保険を継続すべきか悩んでいます…

現在のあなたの年齢や家族構成、経済状況などを考慮した上で必要でなければ解約しても良いでしょう。

ただ日本では、南海トラフ地震をはじめとした大きな地震が、今後20〜30年以内にくると予測されています。

各地の被害状況に関しては、既に内閣府がシミュレーション動画を公開しています。

該当するエリアに住んでいる場合は、地震保険の必要性を今一度再検討した上で、本当に継続すべきかどうか判断しましょう。

Q.保険料はどこの会社もほとんど変わらないですか?

地震保険は、民間企業と日本政府が協力して運営している保険制度であるため、基本的に支払う保険料はどこの会社も変わりありません。

実際に地震保険を契約する際には、契約期間と保険料の支払い方法、補償内容の3つに注意して行いましょう。

Q.地震保険はいくらぐらいの補償が妥当ですか?

結論からいうと、必要な補償は人によって異なります。

建物の構造や所在地によってもリスク許容度が異なるため、ご自身の置かれている状況を整理した上で、必要な補償を確保するのが得策です。

また地震保険の保険金額は、火災保険の30〜50%範囲内の設定である上に、建物が5,000万円、家財が1,000万円までと制限があります。

その点も考慮した上で、ご自身が必要な補償を確保しましょう。

Q.地震保険の見直しは手続きが面倒ですか?

手続き自体はそれほど難しくはありません。

利用されている損害保険会社によっては、インターネットからでも保険の手続きが行えます。

オンラインでの手続きができない場合は、直接担当者に問い合わせるようにしましょう。

Q.地震保険は1年よりも5年更新の方がよいのでしょうか?

それぞれメリット・デメリットがありますので、ご自身の状況に合わせて選択するのが賢明です。

たとえば1年更新にすれば保険の見直しが行いやすいですが、その分保険料が高くなります。

対して5年更新の場合は、保険料は据え置きとなるため途中で改正があっても安心な上に、1年更新と比較して保険料が安いです。

ただし、保険の見直しが行い難くなりますので、その点を考慮した上でどちらが適しているか判断しましょう。

まとめ

地震保険の見直しのタイミングと、未加入だった場合のデメリットに関して解説しました。

見直しを行うタイミングとしては、ご自身のライフスタイルの変化や年齢、制度改正などのタイミングで定期的に見直すと良いでしょう。

また地震保険未加入だった場合のデメリットに関しては、地震による補償が受けれないという点です。

火災保険だけだと地震に対する備えが、不十分な可能性もあります。

そのため一度ご自身の状況を整理した上で、本当に必要ないのかを検討しましょう。

担当FP
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ご自身で判断するのが難しい場合は、お気軽にFPへご相談ください。

この記事を書いた人

セブ島在住のキャリアアドバイザー|フリーランス・Webライター歴7年|保有資格:FP2級・簿記3級 など|得意分野:資産運用,税金,副業 など|個人でも積み立てNISAや米国ETF、仮想通貨などで資産運用中|暮らしに役立つ情報を、分かりやすくお伝えします。

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