フリーランスの彼氏と結婚すると後悔しますか?
後悔しないための対策や解決方法が知りたいです。
世間のフリーランスに対するイメージは、会社員や公務員などと比較して収入面が不安定で、フリーターに近い印象を持っている人も少なくありません。
実際に親世代になると、フリーランスという働き方自体が珍しく感じられ、人によっては偏見の目で見られる可能性もあります。
特に女性は、男性よりも現実的な考え方をする傾向にあるため、安定した生活が送れる程度の収入があるかないかが、とても重要です。
この記事では、フリーランスの彼氏との結婚を検討されている方のために、実際に後悔した人の意見を参考にして、解決策に関して分かりやすく解説しています。
最後まで読んでいただくことで、フリーランスの彼氏との結婚を、より現実的に考えられるようになるでしょう。
勢いで結婚するのではなく、お互いに準備した上で慎重に進めていくのが賢明です。
フリーランスの彼氏との結婚で後悔するよくある理由6つ
フリーランスの彼氏との結婚で後悔したと感じる、よくある理由は次の通りです。
- プライベートが疎かになる
- 収入が不安定で将来の見通しが立たない
- 生活が不規則になりがち
- 夫婦の時間の確保ができない
- 独身時代の金銭感覚が抜けていない
- チームで何かをやるということに向いていない
フリーランスの彼氏と結婚を考えるのであれば、最初に働き方に関して十分な理解が求められます。
プライベートが疎かになる
一般的にフリーランスは、クライアントワークが中心となるため、必ず案件に納期が定められています。
会社員や公務員とは異なり、労働時間に制限がなく成果主義であるがために、セルフブラック化してしまっている人も少なくありません。
人によっては、プライベートと仕事の垣根がない方も珍しくありませんので、付き合いが悪くなったりするケースも多々挙げられます。
収入が不安定で将来の見通しが立たない
公務員であれば余程のことをしない限り、仕事をクビになる可能性はありません。
しかし、フリーランスの場合は、予告なく収入の柱になっていた案件が終了してしまうことも珍しくないため、収入が安定しないと嘆く人も多いです。
収入の見通しが立ちやすい会社員や公務員であれば、将来設計も立てやすいでしょう。
フリーランスの場合は、取らぬ狸の皮算用にならないように注意する必要があります。
生活が不規則になりがち
フリーランスという働き方は、時間に対しての融通が利きやすい側面がある反面、人によっては自己管理ができず不規則な生活になりがちです。
一度、不規則な生活に慣れてしまうとなかなか改善するのは難しく、心身ともに疲れやすくなります。
生活が不規則になり、パートナーとの会話の機会が減少したことをきっかけに、関係性が崩れてしまうケースも意外に多いです。
夫婦の時間の確保ができない
普段から忙しいフリーランスの彼と生活していると、夫婦の時間が確保できなくなり、お互いにストレスを抱え込んでしまうことも珍しくありません。
夫婦の会話がなくなると、当然すれ違いが多くなりますので、関係性も悪くなる一方です。
忙しいのはお互い様と考えて、夫婦の時間をお互いに意識して作ることが、重要だといえます。
独身時代の金銭感覚が抜けていない
会社員や公務員とは異なり、フリーランスの場合は景気が良い時と悪い時で、収入にハッキリと波があります。
多くの案件を抱えて収入が爆発的に伸びた際に、調子に乗ってお金を使い過ぎていると当然、その後不景気になり収入が減少した際に困るはずです。
フリーランスの彼氏の金銭感覚が、結婚後もそのままだった場合は、一度お互いのお金に対する価値観の共有が必要です。
チームで何かをやるということに向いていない
フリーランスという働き方を選ぶくらいですから、人によってはもともとチームで誰かと、一緒に仕事するのが向いていない場合もあります。
結婚生活は共同作業といっても過言ではないため、一人が好きな人には結婚自体がそもそも向いていなかった、ということになります。
既に結婚されている場合は、お互いに良好な関係性を維持できるような対策を、考える必要があるでしょう。
フリーランスと結婚している人の割合【市場調査】
フリーランス白書2020の調査資料によると、フリーランスのうち「配偶者がいる」と回答したのは、全体の約6割でした。
世間一般では「フリーランスは不安定だからやめておけ」といわれる意見が多いですが、実際は多くの人が結婚できているのが事実です。
国内最大級のクラウドソーシングサイト「株式会社ランサーズ」の調査によると、日本のフリーランス人口は、2021年度の時点で約1,577万人。
日本の人口が約1.3億人なので、全体の約12%ほどがフリーランスという計算になります。
コロナショックにより、フリーランス人口が爆発的に増えたように感じますが、実際にはまだまだ少数派であるといえるでしょう。
統計データからみるとフリーランスの彼氏と結婚するのは、まだまだ珍しいケースだといえます。
フリーランスの彼氏と結婚する前に確認しておきたいことリスト
将来的にフリーランスの彼氏との結婚を考えている人は、次のチェックリストを結婚前に事前確認しておきましょう。
結婚前に各項目に対するお互いの認識を、事前確認しておくのが無難です。
安定した案件を確保しているか
彼氏がフリーランスの場合に限らず、結婚相手がどの程度の年収なのかを確認する行為は、誰もが最初に行っておきたい項目でしょう。
フリーランスの場合は、抱えている案件の数によって収入が異なるため、どのような案件をどこの会社から受けているのか事前確認しておくと良いです。
大手企業から受けているかまたは、零細企業から受けているのかによっても、その後の収入の継続性に大きく影響してきます。
結婚後の生活費はどのくらいか
フリーランスの収入が不安定であることを前提にして、仮に結婚した場合どの程度の生活費がかかるのかを、シミュレーションしておきましょう。
一緒に住むようになると一人当たりの生活コストは、かなり抑えられるはずです。
家事の役割分担や食費や娯楽費にどの程度かけるのかなど、詳細まで話し合えたらより結婚後の生活がイメージしやすくなります。
世帯収入はどのくらい見込めるか
彼氏がフリーランスであなた自身が会社員だった場合、世帯年収が一体どの程度見込めるのかを、事前にシミュレーションしておきましょう。
仮に彼氏が、現在フリーランスとしてかなりの金額を稼いでいたとしても、将来的に継続して稼げる保証はどこにもありません。
そのため、会社員(もしくは公務員など)として、家計を支える役割も考えておく必要があります。
お互いの価値観が合うか
結婚に踏み切る前にお金や趣味、仕事、育児などに関しての、お互いの価値観を共有しておきましょう。
価値観が合わないと当然話も合わなくなる上に最悪の場合、会話する機会さえ減ってしまう可能性もあります。
逆に共通する趣味などがあると、例えケンカしたとしても趣味をきっかけに、またすぐに仲直りできます。
将来に関して具体的なビジョンがあるか
フリーランスに関係なく将来に関しては、お互いに方向性を確認した上で、目線を合わせておく必要があります。
最低限いつどのくらいのお金が必要になるのかや、老後はどこで暮らすのかなど、お互いに将来どうしたいのかを確認することが大切です。
最近は熟年離婚するケースも多いので、若いうちにお互いの将来のビジョンを話し合い、その後も定期的にお互い再確認するのが理想です。
フリーランスの彼氏と円満な結婚生活を送るためのコツ
フリーランスの彼氏と円満な結婚生活を送るためのコツとしては、大きく分けて4つ挙げられます。
- お互い適度に距離を保つ
- 将来のために十分資金を蓄える
- 収入が不安定であることを理解する
- お互いの家族からの理解を得る
働き方が全く会社員とは異なるため、まずはフリーランスという働き方に関して、理解する必要があります。
お互い適度に距離を保つ
フリーランスという働き方は、働く場所や時間を自由に選べる反面、自宅とカフェの往復になりやすい傾向にあります。
特に彼氏がフリーランスの場合は、自宅で作業する場合が大半であり、人によってはお互いにフリーランスだと四六時中一緒というケースも珍しくありません。
そのため、フリーランスの彼氏との距離感が近すぎて、お互いにストレスが溜まりやすい、というカップルが意外に多いです。
適度な距離感を保つためにも、定期的に一人の時間を確保するなどして工夫しましょう。
将来のために十分資金を蓄える
フリーランスとの彼氏との結婚を考えているのであれば、お互いに生活防衛費を多めに見積もっておく必要があるでしょう。
収入が不安定な分、万が一に備えて生活防衛費を2年間分など多めに見積もっておけば、例え案件が途絶えたとしても落ち着いて対処できます。
また貯蓄も大事ですが、お互いに話し合った上で積極的に積立投資なども行うようにして、将来に備えておきましょう。
収入が不安定であることを理解する
会社員や公務員などであれば、月末に給料が指定口座に振り込まれるのが一般的です。
しかし、フリーランスの場合は、翌月(もしくは翌々月)に振り込まれるのが一般的であり、すぐに収入が得られる訳ではありません。
その上、案件がなくなると当然収入が途絶えますので、途絶えている間はパートナーが支えなければいけない可能性もあります。
お互いの家族からの理解を得る
働き方が多様化しているとはいえ、親世代からするとフリーランスという働き方は、認知されていない可能性もあります。
家族からの理解が得られないと、万が一トラブルが起きた際に頼れなくなるため、できれば結婚前に理解を得ておくのが理想です。
親によっては「フリーランスとの結婚はやめておけ」といわれる場合もありますので、説得できるだけの根拠が問われます。
フリーランスの彼氏が抱えるよくある悩みと後悔
フリーランス白書2021の調査資料によると、フリーランスが抱える悩みで最も多かったのが「収入がなかなか安定しない」という回答です。
やはり多くのフリーランスが、収入面に対して大きな不安を抱えており、その割合は約6割と他の回答よりも遥かに多いです。
フリーランスの中には、営業活動を苦手にしている人も多く、実際に調査結果でも「仕事がなかなか見つからない」というのが約3割を占めています。
その他、経理などのバックオフィス作業に関しても、十分な知識がなかったり、税金や資金管理が上手くできない人も珍しくありません。
大半のフリーランスが同じような悩みを抱えています。
フリーランスの悩みや後悔に対する解決策4つ
フリーランスの悩みや後悔に対する具体的な解決策としては、次のような項目が挙げられます。
- 自己管理を徹底する
- 目指すべきフリーランス像(メンター)を見つける
- 気軽に相談できる相手を確保する
- 社会保障制度に関して学ぶ
彼氏がフリーランスの場合は、具体的な解決策を参考にして、的確なアドバイスを行なってあげると良いでしょう。
自己管理を徹底する
フリーランスである以上、会社員とは異なり指示を出してくれる上司や気軽に相談できる同僚がないため、すべて自己責任となります。
そのため、自己管理能力が低い人だと仕事が回らずに、収入が途絶えてしまう可能性も高くなります。
特にフリーランスは身体が資本といっても過言ではなく、自分が働けなくなると当然収入が途絶えてしまいます。
不規則な生活にならないように、できるだけやることを明確にした上で、時間管理を徹底しましょう。
目指すべきフリーランス像(メンター)を見つける
人は目標や目的がないとやる気が起きない場合が大半であり、動機づけとなるゴールがあるのとないのとでは、収入や将来性も大きく変わってきます。
フリーランスも例外ではなく、人によって働く目的はさまざまであり、中には会社員という働き方が嫌でフリーランスを選んでいる人も珍しくありません。
将来的に結婚や子育てを検討しているのであれば、具体的に目標となる人物像(メンター)を探し、具体的なキャリアプランを練ってことをおすすめします。
気軽に相談できる相手を確保する
フリーランスとして働いているとどうしても、仕事に対するモチベーションが維持できない時期が出てきます。
悩んだ際に気軽に相談できる仲間がすでにいる人は別ですが、いないとなると相談する相手がパートナーだけになってしまいます。
パートナーも同じく、フリーランスであれば悩みをうまく共有できますが、そうでない場合は相談相手を作っておきましょう。
例えば同じフリーランスが集うコミュニティであったり、イベントに参加するなどでも良いでしょう。
仕事に関連性が高いコミュニティに属しておくことで、気軽に相談できる仲間が自然とできるはずです。
社会保障制度に関して学ぶ
フリーランスは会社員や公務員とは異なり、社会保障制度がそれほど充実している訳ではありません。
フリーランス白書2021の調査資料によると、多くのフリーランスが社会保障の必要性を感じています。
フリーランス歴が長い人であれば、年金制度や健康保険などの会社員との違いに関して、十分把握できている人が大半でしょう。
しかし、駆け出しのフリーランスの多くは、社会保障制度に関して十分な理解を持っておらず、知らない間に損をしている可能性もあります。
本業で忙しいフリーランスですが、知識不足だと感じている人は、積極的にYouTubeや書籍などを活用して学習しましょう。
フリーランスの結婚に関するよくあるQ&A
フリーランスの結婚に関する多くの悩みや質問等の中から、特に多かった内容だけに絞って、それぞれ分かりやすく回答をまとめてみました。
同じような悩みを抱えている人は多いので、ぜひとも回答を参考にしてみてください。
Q.「フリーランス=結婚できない」は本当でしょうか?
フリーランス白書2020の調査資料によると、フリーランスの全体の約6割が「配偶者がいる」と回答しています。
そのため「フリーランス=結婚できない」というのは、統計的には嘘ということになります。
ただ最終的に結婚できるかどうかは、本人次第です。
Q.フリーランスでも安定していれば結婚相手としてみられますか?
フリーランスの中には、会社員以上に稼いでいる人もいるため、一概にすべてのフリーランスの収入が不安定であるとは言い切れません。
もちろん、収入が安定しているのに越したことはないですが、収入が安定していても結婚できない人は意外に多いです。
生涯未婚率も年々上昇しているため、将来的に結婚や子育てを希望している方は、早めに婚活を行うなどして行動する必要があるでしょう。
Q.フリーランスエンジニアは結婚できますか?
フリーランスエンジニアの平均年収は800万円前後といわれており、他の職種よりもかなり高い水準にあります。
その大きな理由としては、日本でのIT人材不足が大きく影響しているからに他なりません。
今後も日本ではIT人材の需要は高まると予想されており、女性からしても結婚相手としては、将来性が明るく非常に魅力的に映るはずです。
ただし、最終的に結婚できるかは本人次第になります。
Q.外国のフリーランスの人と結婚する場合、どのような手続が必要ですか?
どこの国の人と結婚するかによっても、必要な手続きが異なります。
たとえばアメリカ人のフリーランスの彼氏と結婚する場合、日本に住む予定であるならば、最寄りの役場に婚姻届を出せば良いでしょう。
詳しい手続きに関しては、法務省の公式サイトに分かりやすくまとめられています。
Q.お互いフリーランス同士だと上手くいかないものですか?
お互いにフリーランス同士で付き合っているカップルや、結婚しているケースも意外に多くみかけます。
上手くいくかどうかは本人達次第ですが、お互いにフリーランスだと働き方に関して、理解してもらいやすいなどのメリットがあります。
その上、いつも一緒に自宅やカフェで仕事ができるので、見方によっては理想のカップル(もしくは夫婦)かも知れません。
まとめ
フリーランスの彼氏との結婚で後悔するよくある理由に関して、6つに絞って解説しました。
- プライベートが疎かになる
- 収入が不安定で将来の見通しが立たない
- 生活が不規則になりがち
- 夫婦の時間の確保ができない
- 独身時代の金銭感覚が抜けていない
- チームで何かをやるということに向いていない
フリーランスに限らずどのような働き方であっても、メリット・デメリットが必ず存在します。
欠点ばかりに目が入ってしまうと前に進み難くなりますので、お互いにしっかりと話し合った上で、最適な解決策を見出すことが大切です。
積極的に話し合いの場を設けて、お互い本音で語り合いましょう。
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