家計管理を旦那に任せればストレスは減る?妻のメリット・デメリットを徹底解説

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相談者
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家計管理を旦那に任せることで、妻のストレスは軽減されるの?

家計管理を旦那に任せる具体的なメリットとデメリットは?

家計管理を旦那に任せることで、妻のストレスは多少なりとも軽減されます。

しかし、それで妻が完全に楽をできるかといえば、実際にはそう簡単なことではありません。

世帯によっては旦那に家計管理を任せたことで、経済的なDVを受けている妻もいるくらいです。

そもそも夫婦での家計管理は、どちらか一方が完全に行うのではなく、あくまでも双方一緒に行うスタイルがおすすめだといえます。

なぜなら、どちらか一方が完全に家計管理を行ってしまうと、もう一方が家計に関して無関心になってしまいかねないからです。

この記事では旦那が家計管理を行うことで、妻にどのような影響を与えるのかに関して分かりやすく解説しています。

担当FP
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最低でも月に一度は、家計管理に関して夫婦で話し合いましょう。

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旦那もしくは夫婦で家計管理を行う割合

旦那が管理夫婦で管理
2012年9.9%17.0%
2014年11.3%17.2%
2016年12.9%20.4%
参考:第4回 子育て世帯全国調査【労働政策研究・研修機構】

労働政策研究所の調査によると、旦那が家計管理している世帯の割合は、約10%前後という結果が出ています。

そのうち、夫婦で家計管理している世帯は約20%ほどであり、一番多い妻が管理している世帯が約60〜70%前後です。

現状はほとんどの世帯で妻が家計管理を行っている状態ですが、旦那が家計管理を行っている割合は、年々増加傾向にあります。

とはいえ、全体的に見ると妻が家計管理を行っている割合が圧倒的に多いため、旦那が家計管理を行っている世帯は、稀なケースだといえるでしょう。

担当FP
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家計簿アプリや会計ソフトを活用して、家計管理を効率化しましょう。

旦那が家計管理を行う主な5つのメリット

旦那が家計管理を行うメリットとしては、主に5つ挙げられます。

  • 妻のストレスが減る
  • 旦那の浪費癖が改善される
  • 旦那が生活費の流れを理解してくれる
  • 旦那が家計に関わると貯蓄率が上がる
  • 旦那が収入を増やす努力をするようになる

旦那に与えるプラスの影響が多く、世帯によっては旦那が家計管理を行うことで、貯蓄率が上がったというケースも見受けられました。

また、世帯主である旦那自身が家計管理を行うことで、より自身の収入を上げようと、努力する姿も見受けられます。

担当FP
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夫婦共に家計に携わった方が、双方の関係性もうまく行きやすいでしょう。

妻のストレスが減る

最近は共働き夫婦が多くなってきていますが、家計管理を旦那に任せることで、妻のストレスを減らすことができます。

共働き場合は特に妻も同じように働いている訳ですから、少しでもストレスを減らすために、家計管理に関しては旦那に任せるのも一つの手です。

とはいえ、今はスマホアプリやクラウド会計ソフトなどの便利なサービスがありますので、家計管理に関してはそれほど手間はかかりません。

旦那の浪費癖が改善される

「結婚する前は浪費癖があった旦那が、結婚を機にお金に対する考え方を改めてくれた。」という世帯も意外と多いです。

結婚した後も浪費癖があっては、家計管理は任せることはできませんが、旦那の浪費癖を治すために、あえて家計管理の一部を任せるのも一つの方法でしょう。

逆に、妻に浪費癖がある場合は、旦那がしっかりと家計管理の舵取りをしなければいけません。

旦那が生活費の流れを理解してくれる

妻が家計管理を完全に行っている世帯では、旦那が家計に関して無関心な世帯が多いです。

旦那が家計管理に無関心だと、どうしても金銭感覚が妻とは合わずに、喧嘩になることもしばしばあります。

そのため、完全に妻が家計管理を行うのではなく、旦那にも”役割“を与えて、お金に対する価値観を共有する必要があるでしょう。

旦那が家計に関わると貯蓄率が上がる

夫婦共働きだとどうしても収入源が2つあることから、方働きの世帯よりもお金に対して、ルーズになりがちです。

しかし、旦那が家計管理に関わることで、夫婦共に家計に対する意識が統一され、貯蓄率が上がる傾向があります。

また、貯蓄率を上げるためには、夫婦でしっかりと話し合って、共通の目的や目標を持つことも大切なことです。

旦那が収入を増やす努力をするようになる

旦那が家計管理を行うことにより、今の現状ではいけないと危機感を覚えて、より仕事に一生懸命に取り組むようになります。

そもそも家計管理を行う主な目的は、お金の流れを把握することにあります。

旦那が家計管理に加わることで、これまで見えなかった家計状況がクリアになり、少しでも不安を覚えて仕事に励むようになるのは、大きなメリットです。

旦那が家計管理を行う主な3つのデメリット

旦那が家計管理を行う主なデメリットとしては、3つ挙げられます。

  • 旦那の月収や所得額の把握が難しくなる
  • 旦那が毎月何に浪費しているのか分からなくなる
  • 旦那が原因で貯金額が全くないという危険性も出てくる

妻が少しでも家計管理に関与しているのであれば、デメリットはそこまで重要ではありません。

しかし、完全に旦那だけが管理している状態であれば、妻にとってはかなり重要なデメリットです。

担当FP
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そもそも家計管理は夫婦の問題なので、決して片方だけに任せないようにしましょう。

旦那の月収や所得額の把握が難しくなる

気の利いている旦那であれば、妻にも家計管理に関心を持ってもらうために、収支額の情報を共有していることでしょう。

今はスマホアプリやクラウド会計ソフト等を活用することで、特定の人に対して情報を気軽に共有することが可能です。

しかし、独占欲が強い旦那などになると、妻には全く家計管理に関しての情報を開示せずに、毎月のお小遣いだけを渡している世帯も少なくありません。

旦那が毎月何に浪費しているのか分からなくなる

旦那が毎月パチンコやタバコなどといった、趣味娯楽に浪費していても、妻がどのくらい浪費しているか把握するのは難しいです。

最悪、旦那の浪費が生活費を圧迫していた、なんてことにもなりかねません。

そもそも浪費癖がある旦那に、家計管理を完全に任せること自体が問題です。

対策としては、完全に家計管理を旦那に任せるのではなく、妻も少なからず関与することが大切です。

旦那が原因で貯金額が全くないという危険性も出てくる

「旦那に家計管理を任せていたことが原因で、気づいたら貯金がなくなっていた…。」ということもたまにあります。

倹約家でお金に対する価値観が同じ人であれば、家計管理を信頼して任せることもできるでしょう。

しかし、少しでも不安を感じるのであれば、やはり家計管理は夫婦2人で行うのが賢明だといえます。

旦那の家計管理によって発生する妻のストレス・心配事

旦那に家計管理を任せている世帯にありがちな理由としては、妻が家計管理を行う自信がないことが挙げられます。

旦那の方が税金や投資に関して詳しい世帯であれば、家計管理を任せても問題ないでしょう。

しかし、妻が使えるお金がお小遣い制になった場合、世帯によっては美容代や友達とのランチ代などが必要な際にも、毎回旦那にお願いしなければいけません。

その他、旦那が家計管理を行っていることに関して、妻が口出ししたくなる時も必ず出てきます。

妻が全く家計に関与しないのは、自身のストレスや不満に繋がり兼ねませんので注意しましょう。

担当FP
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会計知識に関しては、簿記3級等の資格取得を目指すことで、基礎的な知識を効率的に習得できます。

旦那が家計管理を行う際の2つの注意点

旦那が家計管理を行う際の主な注意点としては、2つ挙げられます。

  • 離婚や経済的なDVに繋がる可能性もある
  • 旦那が経済的に使えるお金が多いと、浮気に繋がる可能性がある

世帯によっては旦那に家計管理を任せたことで、金銭的に余裕ができたために、妻に隠れて浮気を行っていた事例もあります。

担当FP
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家計管理を全て旦那に任せて妻が全く関与しないのは、不倫や経済的なDVに繋がりかねませんので、くれぐれも注意しましょう。

離婚や経済的なDVに繋がる可能性もある

“経済的なDV”とは、旦那が家計管理を行っている世帯で、妻に対して最低限の生活費しか渡さずに、経済的に追い詰めることを指します。

妻もパートタイマーとして働いているにも関わらず、旦那は妻に対して毎月少額しか渡していないとなると、かなりストレスも貯まることでしょう。

最終的には経済的なDVが原因で、離婚してしまうケースもありますので、旦那としっかりと話し合うことが大切です。

旦那が経済的に使えるお金が多いと浮気に繋がることも

旦那が家計管理を行っていると、使えるお金にも余裕ができてくるため、場合によっては浮気に繋がることもあります。

倹約家の旦那であっても、ちょっとしたことで浮気に繋がりかねませんので、しっかりと妻も家計管理に関与するようにしましょう。

また、完全に旦那に家計管理を任せてしまうと、夫婦間でお金に対する価値観が合わずに、喧嘩になることもあります。

家計管理で大事なのは、お金の使い道に関して夫婦でしっかりと定期的に話し合うことと、情報を共有することです。

夫婦でストレスのない家計管理を行う3つのコツ・やり方

夫婦で家計管理をストレスなく行うコツとしては、大きく分けて3つ挙げられます。

  • 毎月の予算を予め具体的に決めておく
  • 家計管理に関して夫婦で定期的に話し合う
  • 夫婦でお金の流れを把握しやすいように”見える化”する

特に大事なこととしては、夫婦間でしっかりと定期的に話し合いの場を作ることです。

家計管理は夫婦によって重要な話題ですので、忙しいことを理由に放置しないようにしましょう。

担当FP
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必ず月に一度は、話し合うようにしてください。

毎月の予算を予め具体的に決めておく

家計管理を行う際には、月初めに1ヶ月間の予算を項目別に決めることが大切です。

例えば生活費であれば、食費や娯楽費などを予め決めておくことで、使い過ぎを防ぐことができます。

逆に、予算を決めておかないと(このくらいはいいだろう…。)という気持ちが働き、ズルズルと無駄遣いをしてしまいかねません。

家計管理に関して夫婦で定期的に話し合う

家計管理を行う上で最も大切なことは、夫婦間でしっかりと家計管理に関して話し合うことです。

月に一度話し合う日を決めておき、現状の把握や今後に関して、意見を出し合いましょう

客観的に家計を見直すことで、無駄な部分を見つけることができる上に、夫婦間での関係性の維持にも繋がります。

夫婦でお金の流れを把握しやすいように”見える化”する

家計管理をどちらか一方が完全に請け負うのではなく、必ず双方がいつでも確認できる状態にしておきましょう。

今はスマホアプリやクラウド会計ソフト等を活用することで、お金の流れをすぐに確認することができます。

その上、貯蓄状況や毎月の収支などはグラフや表などで、簡単に確認できる他、外出先でもアプリですぐに見ることが可能です。

旦那の家計管理に関するよくあるQ&A

旦那の家計管理に関する多くの質問や悩みの中から、特に多かった内容だけに絞って、それぞれ分かりやすく回答をまとめてみました。

同じようなことで悩んでいる人は、是非とも参考にしてみてください。

担当FP
担当FP

取り上げていない内容で気になることがある方は、FPに相談してみるのも一つの手です。

旦那にお金を持たせると浮気しますか?

旦那に家計管理を任せていたことが原因で、浮気に至った事例があります。

対策としては、旦那に完全に家計管理を任せるのではなく、妻も収支状況をいつでも確認できるようにしておくことです。

また、毎月どのくらいの生活費がかかっているかや、貯蓄額の把握なども細かく定期的に確認するようにしましょう。

そうすることで、旦那が無駄使いをしていないか確認することができます。

家計管理をさせない旦那への対処方法はありますか?

旦那が家計管理に対して、一切の関与をさせてくれない場合、財布を分けるなどの対処が必要です。

夫婦共働きの場合は、財布を一緒にせずに生活費だけを出し合い、その他のお金に関しては別々に管理するようにしましょう。

完全にお金に関しての主導権を旦那に渡してしまうと、経済的なDVを受けかねません。

旦那が家計管理を行うと離婚しやすくなるのは本当ですか?

裁判所が毎年発表している”婚姻関係事件数 申立ての動機別”によると、離婚の原因として一番多いのは「性格が合わない」ことです。

離婚の原因TOP7
  1. 性格が合わない
  2. 精神的に虐待する
  3. 生活費をわたさない
  4. 暴力を振るう
  5. 異性関係
  6. 浪費する
  7. 性的不調和

※参考:裁判所

確かに「生活費をわたさない」ことや、「浪費する」などの、家計管理に関する原因も挙げられます。

旦那に家計管理を任せたことで、離婚しやすくなるかは定かではありませんが、離婚の原因になりうる可能性は、比較的高いといえるでしょう。

旦那が家計管理をしている場合、妻の小遣いは平均どのくらい?

株式会社UOCCが「既婚者のお小遣い制」に関して、20~60歳の既婚者500人に調査を行ったところ、妻の平均的なお小遣いの金額は、30,268円という結果が出ています。

また、多くの妻が月に約3万円のお小遣いを少ないと感じており、最低でも後1万円は欲しいと思っている人が、大半だったようです。

まとめ

旦那が家計管理を行うことで、妻が得られるメリットやデメリット等に関して、詳しく解説してきました。

総合的に見ると旦那が家計管理を行うことに関しては、メリットの方が大きいですが、完全に旦那に丸投げしてはいけません。

少なからず妻も家計管理に関与して、毎月の収支や貯蓄状況などは、いつでも確認できるようにしておきましょう。

担当FP
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最低でも月に一度は家計管理に関して、夫婦間で話し合いの場を設けることが、家計管理においては一番重要です。

この記事を書いた人

セブ島在住のキャリアアドバイザー|フリーランス・Webライター歴7年|保有資格:FP2級・簿記3級 など|得意分野:資産運用,税金,副業 など|個人でも積み立てNISAや米国ETF、仮想通貨などで資産運用中|暮らしに役立つ情報を、分かりやすくお伝えします。

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