20代から資産運用を始めようとお考えではないでしょうか?
実際に日本人で20代から資産運用を始める人は、全体の約5%ほどしかいません。
そのため、今から資産運用を始める人は他の人と比較して大きく、人生においてリードすることができると言っても過言ではないでしょう。
なぜなら、資産運用は投資であり、投資は若いうちから行うことで得られる複利の効果を、最大限に活かすことができるからです。
この記事では20代から資産運用を始めるメリットや、おすすめの資産運用等に関して、分かりやすく解説しています。
最後まで読んで頂くことで、20代の資産運用に関してしっかりと理解することができるでしょう。
20代で資産運用を行っている人の割合【男女別】
日本証券業協会の調べによると、20代で資産運用を行っている割合は、
- 男性:5%
- 女性:1%
ちなみに、預金を行っている人は男女ともに、90%前後という調査結果が出ています。
現金・預金が大好きな日本人にとって投資とは、とてもリスクが高いものだという認識が、強いことが調査結果からも分かります。
逆に、20代から資産運用に取り組むことで、周りに大きく差をつけることができる、と言えるでしょう。
20代から資産運用を始める2つのメリット
- 20代は時間を武器に長期投資で稼げる
- 20代からの投資経験は人生の財産になる
20代から資産運用を始める最大のメリットは、長期投資で稼げるという点です。
資産運用は時間を武器にすることで、複利の効果を最大限に得ることができます。
そのため、20代から取り組むことでより大きな利益を獲得することが、できる可能性があります。
また、20代から投資を始めることで、社会の仕組みや経済の仕組みなどを、深く理解するきっかけにもなり得ます。
20代は時間を武器に長期投資で稼げる
40代50代から資産運用を始めた人よりも、20代から資産運用を始めた人の方が複利の効果によって、多くの利益を取得できる可能性が高いです。
仮に40代から毎月10万円積立投資を行う場合と、20代から毎月5万円積立投資を行う場合では、複利の効果を大きく得られる20代の方が最終的に利益は大きいです。
20代で巨額の投資資金を持っている人は、少ないと思います。
しかし、20代には40代50代にはない”時間”がたっぷりと残されているため、時間を武器に投資を行うのが良い戦略だといえるのです。
20代からの投資経験は人生の財産になる
投資は経験がものをいう、といっても過言ではありません。
投資経験があるというだけで企業によっては、就職活動等で評価してくれるくらい、20代での投資経験というものは貴重なのです。
9割以上の20代が投資を行ったことが一度もないという中で、少しでも投資した経験がある人というのは、経済や金融等に対してリテラシーが高い人だといえます。
また、20代という若い年代で資産運用を行うことで、中には30代40代で早期リタイアする人も少数います。
お金の不安から早期に解放されたいと思っている人は、今からでも資産運用を始めるべきでしょう。
20代におすすめの資産運用【つみたてNISA】
資産運用にはさまざまな方法がありますが、中でも特に20代におすすめなのが”つみたてNISA”です。
つみたてNISAやiDeCo等の非課税制度を活用することで、例え投資に関する知識があまりなくても資産運用を簡単に始めることができます。
その上、ご自宅からでも簡単にネットで証券口座を開設し、初期設定さえ済ませればあとは、ほったらかしでOKです。
毎月少額からコツコツ継続的に積立投資を行うことで、20〜30年後には大きな利益を獲得できることでしょう。
20代の資産運用での成功例と失敗例
一時期テレビ等で「老後2,000万円問題」がとても話題になりましたが、20代から資産運用に取り組むことで、老後生活の資金は容易に賄うことができます。
しかし、投資はあくまでも目的ありきなので、老後のための投資と将来海外留学へ行くための投資とでは、投資手法が異なる場合があります。
仮に、あなたが将来海外留学するための資金確保のために、資産運用を行うのであればiDeCoでの資産運用は資金ロックがかかるので、必要な時に引き出せません。
資産運用では最初に「どのような目的で投資を行うのか?」を定めていないと、失敗してしまう可能性が高いので注意が必要です。
成功例
2年前からつみたてNISAをはじめて、コツコツ積立投資を行うことで、資産を上手く増やしている人の事例です。
つみたてNISA自体は、20歳以上から利用することができるようになっており、年間40万円まで積み立てることができます。
そのため、20代から毎月1万円ずつでも積立を行っている人は、他の投資を行っていない20代と比較して、賢い資産運用を行っているといえます。
失敗例
FXで大損した後に、ホームレス生活になってしまった23歳の方の事例です。
基本的に
- FX
- 仮想通貨
などは投機性が高く、ハイリスクハイリターンな投資手法なので、20代にはおすすめしません。
確かに上手くいけば大きく利益を出すことができる可能性がありますが、勝ち続けることはプロのトレーダーでも不可能です。
また、FXのような短期・集中投資は常にチャートを確認しながら、売買のタイミングを図らなければいけません。
そのため、人によってはチャートの方が過剰に気になってしまい、本業に集中できなくなってしまう人も多いため注意が必要です。
20代の資産運用で失敗してしまう人の3つの特徴
- 資産運用の目的や目標が明確ではない
- 自身で資産運用に関して勉強しない
- 投資ではなく投機をしてしまっている
20代の資産運用で失敗してしまう人たちには、共通の特徴があります。
特に多いのが「投資ではなく、投機をしてしまっている」人たちです。
本人は投資を行っているつもりでも、気づいたら投機になっていたというケースは、かなり多いため注意が必要でしょう。
資産運用の目的や目標が明確ではない
資産運用を始める前に、必ず目的を明確に設定しましょう。
資産運用は基本的に長期的に取り組むものなので、途中で資金を引き出しては意味がありません。
途中で資金を引き出したりしないで良いように、最初に目的をしっかりと定めることで、長期的な積立投資を可能にすることができます。
逆に、目的もなくただ何となく友達や知り合いがやっているから、という抽象的な理由で始めてしまうと、失敗する可能性が高いのでおすすめしません。
フルマラソンに必ず”ゴール”があるように、資産運用にもゴールとなる”目的”が必要なのです。
自身で資産運用に関して勉強しない
資産運用をはじめとした投資はあくまでも自己責任のため、投資に対する知識がないとリスク管理ができずに、損失を出してしまいかねません。
投資に関する正しい知識を身につけることで、詐欺師などから怪しい投資の話を持ちかけられた際に、身を守ることもできます。
「知識は力なり」という格言があるように、資産運用を始めるのであれば自身でも投資や金融、税金等に関する勉強を行いましょう。
投資ではなく投機をしてしまっている
投資をやっているつもりだったけど、実際には投機だったという人は意外にも多いです。
資産運用における投資とは基本的に、
- 長期投資
- 分散投資
を意味します。
逆に、一つの銘柄に集中した投資や、短期的な利益を目的に行っている投資は、投機性が高いので20代にはおすすめしません。
特に投資を始めて、ある程度の知識と経験を身につけた、駆け出しの人に多いです。
調子にのって”リスク許容度を超えるような投資は、やらないように注意しましょう。
20代におすすめの資産運用に関する本
- 池上彰のお金の学校
- 金持ち父さん 貧乏父さん|アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学
- お金は寝かせて増やしなさい(投資信託)
- 漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則
- 20代から1500万円!積み立て投資でお金をふやす
- ウォール街のランダムウォーカー
- 33歳で手取り22万円の僕が1億円を貯められた理由
資産運用に関する本は数多く出版されていますが、その中でも特におすすめの7冊をご紹介しています。
日本人の誰もが「お金持ちになりたい」という一方で、実際に
- お金について勉強している人
- お金に詳しい人
は少数派です。
資産運用もお金持ちになるための第一歩だと思って行い、それをきっかけに投資や金融、税金等に関する勉強も少しづつ行っていきましょう。
20代の資産運用に関するよくあるQ&A
20代の資産運用に関する数多くの疑問・質問の中から、特に多かった内容だけに絞って、回答をまとめてみました。
これから資産運用を始めてみようかと思っている人や、すでに資産運用を行っている人も、是非とも参考にしてみてください。
また、取り上げていない内容で気になることがある人は、フィナンシャルプランナー等に直接質問するのも一つの手です。
20代から仮想通貨を始めるのはどうでしょうか?
20代から仮想通貨を始めるのは、基本的にはおすすめしません。
しかし、少額であれば投資の勉強にもなりますので、ビットコイン等に投資しても良いでしょう。
ただし、仮想通貨は価格変動が激しいので、絶対に余剰資金で行うようにしてください。
投資はあくまでも自己責任ですので、忘れないようにしましょう。
20代から投資を始めたとしても少額だと意味がないですか?
20代からの資産運用はたとえ少額であったとしても、かなり良い投資だといえます。
なぜなら、20代はお金の代わりに、多くの時間を持っているからです。
20代から時間を武器に資産運用を行うことで、将来的に大きな利益を得る確率が上がります。
20代だとどのくらい投資にお金を回すべきですか?
20代であれば生活費(3ヶ月程度)以外の余剰資金で、無理のない範囲を守りつつ、資産運用を行うのが得策です。
また、20代から資産運用を行うことも大切なことですが、それと同時に自己投資を行うことも大事なことです。
若いうちにしかできない経験や知識に投資するお金も確保しつつ、つみたてNISAやiDeCo等を活用して、資産運用できたら十分だといえます。
投資商品が多すぎて選べない時はどうすればいいですか?
つみたてNISAやiDeCo等の非課税制度を利用して、資産運用を始める場合には、ネット証券会社を利用されると思います。
代表的なネット証券会社だと
- 楽天証券
- SBI証券
などになりますが、それぞれの証券会社で取り扱いされている金融商品等に違いがある他、非課税制度に対象している金融商品しか選べません。
参考までにSBI証券がつみたてNISA対象のおすすめ投資信託を、一覧でまとめているのでご覧になってください。
まとめ
20代から資産運用を始めるメリットとしては、主に2つありました。
- 20代は時間を武器に長期投資で稼げる
- 20代からの投資経験は人生の財産になる
特に20代は多くの時間を持っているため、資産運用をやっている人とやっていない人とで、その後大きな差が出てきます。
また、資産運用と聞くと大変難しいものだと勘違いしている人も多いですが、実際には”つみたてNISA”だけでも出来ていれば十分です。
まだ取り組んでいない人は、今からでも遅くありませんので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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