部屋探しのポイントとは?内見時のチェックリストや持ち物も

お金のはなし
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一人暮らしや同棲、新婚家庭など新しい環境に向けて部屋探しを行う方は多いでしょう。

部屋探しで良い物件を見つけるためのポイントとは一体何でしょうか?

駅からの距離、日当たり、収納の広さなど人によって決め手となるポイントは異なりますが、優先順位を明確化しておくことが重要となります。

実際に賃貸契約を行った方が部屋探しで譲れないポイントと妥協した箇所、内見の際に持っていくものやチェックリストなどをご紹介します。

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アンケート結果から見る、部屋探しで「譲れないポイント」とは?

部屋探しでは、生活環境として譲れない部分と妥協しても良いところの優先順位をハッキリさせておくことが大事です。
大手ポータルサイトが2020年6月に行った「首都圏で賃貸住宅を契約した人」に対するアンケートの結果を見ていきましょう。
https://www.recruit-sumai.co.jp/data/upload/2019SUUMO_chintai_20200902.pdf

不動産会社の店舗への訪問数は新型コロナ感染拡大の影響で減少しており、平均1.5店舗となっています。同様に見学した部屋の件数も減少傾向であり平均2.7件で、2人世帯の見学件数は約3件と他の世帯構成と比べ最も多くなっています。

敷金が減少傾向にあり10年前の約3分の2である平均約1.0ヶ月分になっており、敷金ゼロの物件契約割合は10年前と比べて約3.5倍増加、25.5%となっています。

また部屋探しを行う上で「決め手となった項目」の第1位は「路線や駅・エリア」、次いで「最寄り駅からの時間」「通勤・通学時間」「間取り」となっています。
一方で諦めた項目としては「築年数」「セキュリティ」「建物の構造(耐震性・耐火性など)」となっています。

首都圏ではコロナ禍という状況もあり不動産会社を複数訪問して部屋探しを行う方は減少しており、ポータルサイトを通じて部屋を探す方が増えていると推測されます。
敷金ゼロの物件契約数が増え、敷金は減少傾向であることもおさえておきましょう。

決め手となる項目は駅やエリア、駅からの距離など利便性・立地を重視する方が多く、築年数や建物の構造は「妥協しても良い」という割合が多くなっています。

なお筆者は3年前に地方の政令指定都市で部屋探しを行いましたが、期間は2ヶ月で見学した部屋は5件となっています。

部屋探しの際に持っていくものとチェックリスト

部屋探しで内見をする場合には、騒音や日当たり、広さなどおさえておきたい「チェックポイント」が存在します。また、大きさを測るためのメジャーや、写真を撮るためのスマートフォンなど持ち物を準備しておきましょう。

チェックすべきポイントをまとめた「チェックリスト」と、持参する物をお伝えしていきます。

チェックリスト

騒音入居後に騒音で悩む方は数多いです。昼間だけではなく夜間も見学に行くなどの方法で部屋の遮音性がどのくらいであるか、問題のある住民はいないかを調べておきましょう。
日当たり一般的に南向きの部屋は日当たりが良く、家賃が高い傾向にありますが近くに高い建物が建っている場合は日差しが遮られてしまいます。現地でよく確認しておきましょう。東向きの部屋は朝日差しが入り、西向きの部屋は夕方日差しが強い傾向にあります。
広さ内覧している際は家具が無い状態ですが、住む時に家具や家電を置くと「思ったより狭い」と感じる方は多いようです。家具や家電を入れた上で十分なスペースが確保できるかを確認しておきましょう。
風通し風通しの良くない物件はカビが生えやすい傾向にあります。押し入れなどの奥が黒ずんでいないか、部屋の湿度はどのくらいかをチェックしておきましょう。
収納の広さ1DK程度の部屋でも収納が広い場合は十分なスペースが確保できます。逆に部屋が広くても収納が狭い場合は予想より空間が狭くなってしまうでしょう。収納の広さはよく確認しておきましょう。
窓の大きさ・向き窓が大きい部屋は開放感があり、光が入りやすくなっています。また角部屋は2方向に窓があるため、通気性が良いです。
設備コンロやエアコン、インターホンやオートロックなど設備面をチェックしましょう。自炊をする方、ファミリー層は2口コンロが良いでしょう。
コンセント家電を配置するにあたって、コンセントが適切な位置にあるかどうかを調べておきましょう。
ドアの大きさ引っ越しで荷物を搬入する際に「入口が狭く家具や家電が入らない」という事態が起こる事があります。部屋内のスペースだけではなく、搬入を想定してドアの採寸を行いましょう。

内見の時に持っていく物5つ

内見の際に持っていくものは以下の5つとなります。

  • 間取りの図面
  • メモ・ペン
  • メジャー
  • スマートフォン
  • 方位が測れるもの(方位磁石又はアプリ)

メジャーで部屋を採寸し、購入予定又は所有している家具や家電の大きさと照らし合わせてみましょう。
部屋の日当たりが気になる方は、方位磁石又はスマートフォンのアプリで東西南北の位置を確認しておきましょう。

スマートフォンはカメラで部屋の内部を撮影する、暗い場面でライトとして利用することができます。

部屋探しでおさえておきたいポイントとは?

部屋探しのポイントは「住まいの優先順位を明確にしておく」ことです。
家賃、利便性、建物の耐震性や防音性、セキュリティなどすべてに満足できる部屋を探すことは非常に難しいため、「譲れないポイント」と「妥協できるポイント」を明確にしておきましょう。

家賃の価格帯や初期費用、期間も定めておくことでスムーズな部屋探しが可能となります。
特に2人以上で部屋探しをする方は、全員の意見をまとめておくと良いでしょう。

筆者の場合、譲れないポイントは「都市ガス」「駅からの距離」「家賃」で、妥協できる箇所は「築年数」「設備」「広さ」でした。

単身世帯なので1DK程度、駅から5分、都市ガスの物件を探していましたが都市ガスの物件は家賃設定に幅があり、「木造で築年数が古く家賃が安い物件」又は「家賃が高めで新しい物件」のどちらかを選ぶ事になりました。
家賃が安い事も譲れないポイントだったため、木造で築30年のマンションを選びました。オートロックと広さは諦め、駅から7分の利便性と都市ガスが決め手となりました。

住み始めて3年経過し、手狭で壁が薄い点が気になりますが、家賃が安い、駅から近い、ガス代の安さで満足して住んでいます。

上のチェックリストを参考に、譲れない部分と妥協しても良い点をはっきりさせておきましょう。

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