保険に関して勉強するならどの本がおすすめ?
最新の保険に関するおすすめ本が知りたい!
単に「保険」といっても既に膨大な数の書籍が流通しており、初心者が学ぶ際に果たしてどの本が自分に適しているのか、判断が難しいはずです。
そこでこの記事では、保険の専門家であるFP(ファイナンシャル・プランナー)が、初心者でも気軽に学べるおすすめ本を8冊に絞ってご紹介しています。
最後まで読んでいただくことで、きっとあなたに適した保険の本がみつかるはずです。
気になるタイトルの保険本を、まずは一冊手にとってみましょう。
保険の勉強に役立つ本のおすすめの選び方3つ
保険の勉強に役立つ本の選び方としては、次のような項目が挙げられます。
- 目的に適した内容の本を選ぶ
- 自身のレベルに合った本を選ぶ
- 発行年数が新しい本を選ぶ
保険に関する本はかなり多いため、必ずご自身の目的に適した内容であるか事前に確認しましょう。
タイトルや口コミ、評判なども本を選ぶ際には大切なことですが、目次を確認してあなたの目的を満たす内容であるかの確認も重要です。
まずはなぜ保険を学ぶ必要があるのかを具体的にした上で、あなたの目的を満たしてくれる本を選ぶようにしましょう。
目的に適した内容の本を選ぶ
保険本を選ぶ際に最も重要になるのが、読む目的です。
よくある目的としては、次のような項目が挙げられます。
- 保険関係の資格取得を目指している
- 保険の仕組みやビジネスに関して学びたい
- 保険の見直しに関して学びたい
- 保険の基礎知識を身につけたい
- 自分の状況に適した保険商品が何なのか知りたい…etc.
上記はあくまでも一例にすぎませんが、保険を勉強する上で目的が明確でないと、無駄な時間とお金をかけてしまいかねません。
目的となるゴールが明確であれば、必ずあなたに適した保険本が見つかるはずです。
自身のレベルに合った本を選ぶ
保険に対して全く知識がない人が、保険のビジネス書を読んでも専門用語が理解できずに、途中で読むのをやめてしまうことでしょう。
逆に保険会社に勤めて3年以上になる会社員が、初心者向けの保険本を読んでも、あまり参考にはなりません。
保険本を選ぶ際には、必ずあなたの現在のレベルに適した内容であるか、事前に確認するようにしてください。
発行年数が新しい本を選ぶ
保険に影響する法律である「保険法」は、時代にあわせて都度に改正されています。
保険法には、保険契約に関する基本的なルールが定められており、各保険会社は保険法に沿って生活者に保険商品を提供している訳です。
保険法が改正されれば当然、提供される保険商品の内容も修正しなければいけません。
古い法律に沿った保険を学んでも意味がないため、保険本を選ぶ際にはできるだけ発行年数が新しい本を選ぶ必要があります。
保険の勉強におすすめの本8選【目的・難易度別】
保険の勉強におすすめの本を、FPが8冊に厳選してご紹介します。
本のタイトル | 発行年数 | 本の難易度 |
---|---|---|
書けばわかる!わが家にピッタリな保険の選び方 | 2016.11.14 | ★ |
「保険に入ろうかな」と思ったときにまず読む本 | 2011.7.13 | ★★ |
「保険のプロ」が生命保険に入らないもっともな理由 | 2017.9.1 | ★★★ |
いらない保険 生命保険会社が知られたくない「本当の話」 | 2019.3.20 | ★★★ |
どんな家庭でも 生命保険料は月5000円だけ | 2017.9.1 | ★★★ |
保険はこの5つから選びなさい | 2016.2.24 | ★★ |
1時間でわかる やれば得する! 保険の見直し 100の鉄則 | 2020.7.20 | ★★ |
図解即戦力 保険業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書 | 2020.5.7 | ★★★ |
あなたの目的に適した保険本を選びましょう。
書けばわかる!わが家にピッタリな保険の選び方
本書は、タイトルにあるように「保険の選び方」に関する内容が、超初心者にもわかりやすく体系的に説明されています。
ある程度の保険に関する知識がある人が読んだら、物足らないかも知れません。
しかし「イチから保険に関して学びたい」という人には大変おすすめの本です。
保険に関する基本的な仕組みや、保険を自分で見直す際のコツやポイントなどが、分かりやすく解説されています。
ネットで検索すれば大概調べることができる時代において、わざわざ読む価値がある一冊です。
\本書の口コミ・評判/
イラストや表を使ってわかりやすく読みやすいので、入門書として、とても良い。Q&Aで素朴な疑問点にも答えてくれているのが、嬉しい。
出典:Amazonレビュー
「保険に入ろうかな」と思ったときにまず読む本
本書は、国際ライセンスを持つファイナンシャル・プランナー「竹下 さくら」氏が書かれた本です。
保険に関して全く知らない人でも理解しやすいように、「保険とはなにか?」から分かりやすく丁寧に解説されています。
タイトル通り保険に入ろうか迷った際には、まず最初に読むべき本といっても過言ではないでしょう。
また既に複数の保険に加入している方でも、保険の見直しを行う際に役立つ本でもあります。
\本書の口コミ・評判/
保険について見直しを掛けたい人には、たいへん目的が整理できていい本です。
出典:Amazonレビュー
「保険のプロ」が生命保険に入らないもっともな理由
本書は、日本の生命保険業界の実情が知れる、大変興味深い本です。
リスクに対して過剰に反応しやすい日本人ですが、世界的にみても日本の生命保険市場は3番目に大きいとされています。
保険のセールスマンの巧みな話術やテレビ広告、SNS広告などにより、あたかも保険が必ず必要な商品であるような錯覚をしやすいです。
本書ではそんな保険の核心に触れた内容となっており、初心者の方でも理解しやすいように対話形式でで記載されています。
\本書の口コミ・評判/
早く核心に触れたくて、最後の方から読んでしまいましたが、私が思っていた疑問をほぼほぼ解消する内容で、納得しながら解約することができました。
出典:Amazonレビュー
いらない保険 生命保険会社が知られたくない「本当の話」
本書は、保険会社であれば決していえないような、保険に対する本音が書かれている本です。
文字通り保険会社を切る内容が本書には書かれており、保険の仕組みやその必要性に関しても分かりやすく解説されています。
既に複数の保険へ加入されている方は、本書を読むことで保険の見直しを行うべきかどうか、明確に判断できるでしょう。
\本書の口コミ・評判/
「そろそろ真剣に保険の事とか考えないといけないよな」と手に取りました。
漠然とみんな入ってるからとなんとなく自分も保険に入らないと行けない気がしていましたがブレーキがかかりました。
出典:Amazonレビュー
どんな家庭でも 生命保険料は月5000円だけ
本書は、生命保険の見直しを考えている方におすすめの一冊です。
保険の見直しを行う際には、どうしてもリスクが気になってしまい、なかなか解約できない人もいます。
継続するかどうか迷っている方のために、本書では保険の必要性や見直しする際のポイントなどに関して、初心者にも分かりやすく解説されています。
\本書の口コミ・評判/
大変分かりやすく、共感でき参考になりました。
生命保険に関しては、「純保険料」と「付加保険料」の違いや使われ方や、各保険料の「割戻金」の事が分かりやすく説明されています。
出典:Amazonレビュー
保険はこの5つから選びなさい
本書では、本来の保険への入り方に関して、初心者にも分かりやすく解説されています。
保険本来の目的を明確にした上で、なぜ保険が必要なのか改めて考えさせられる内容となっています。
「周りが入っているから自分も」という安易な考えで保険に加入されている方は、一度この本を読んで見直してみてはいかがでしょうか。
\本書の口コミ・評判/
買ってよかったです。嫁にも勧めました。ガン保険、三大疾病に入るか迷ってましたがこれを見てやめました。
出典:Amazonレビュー
1時間でわかる やれば得する! 保険の見直し 100の鉄則
本書は、保険の見直しを検討されている方におすすめの本です。
損しない保険の見直し方に関して、要点に絞って的確に書かれているため、かなり分かりやすい内容となっています。
見直しのポイントとコツは、生命保険や医療保険、がん保険、自動車保険、火災保険、地震保険と各項目ごとに分けられています。
加えて、今話題の保険商品に関しても言及されているので、要点だけに絞って勉強したい方には、非常におすすめの本です。
\本書の口コミ・評判/
太文字2行で100の知恵が書かれていて、へぇー!と思ったら解説を読む感じです。無駄なく賢く必要な保険に見直せます。良かったです。
出典:Amazonレビュー
図解即戦力 保険業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書
本書は、保険業界に関わる仕事を行われている方に、おすすめの一冊です。
タイトルにあるように知識ゼロからでも理解しやすいように、保険業界の基礎知識をイラストと図解を用いて解説されています。
オールカラーの本となっているため、読者が苦手な人でもストレスなく読みやすいはずです。
本書を読めば保険業界を取り巻く環境が、体系的に理解できるでしょう。
\本書の口コミ・評判/
保険業界への就職や転職を考えている人が、読み始める最初の本といった感じがしました。分かりやすくて良かったです。
出典:Amazonレビュー
本以外で保険に関して勉強するおすすめの方法
保険に関して本以外で勉強するおすすめの方法としては、次のような項目が挙げられます。
- YouTubeや学習サイトで勉強する
- 資格取得を通して学習する
- 無料セミナーや勉強会に参加する
普段忙しくて読書する時間が作れない人は、YouTubeやVoicy(音声配信アプリ)などを活用して「ながら学習」するのもおすすめです。
YouTubeや学習サイトで勉強する
できるだけお金をかけずに保険に関して勉強したい方は、無料で公開されているYouTube動画や学習サイトを活用するのも一つの方法です。
特にYouTube上には、たくさんの有益な動画がアップロードされており、本で学ぶよりも理解度が高いという特徴もあります。
ただし、中には根拠のない情報もたくさん出回っているため、参考にする際には必ず誰がどんな理由で発信しているかを事前に確かめましょう。
資格取得を通して学習する
保険を勉強するのであれば、関連する資格の取得を目指すのも一つの方法です。
保険業界にはさまざまな資格が存在しており、保険商品の項目別にそれぞれ特徴が異なります。
将来的に保険業界に関わる仕事を行う予定がある人は、保険商品に関する資格取得を積極的に行うと良いでしょう。
保険に関する生活に必要な基礎知識だけで良い方は、FP3級の資格取得をおすすめします。
FP3級では、保険や金融、税金、不動産、ライフプランニングなどに関する基礎知識が、試験勉強を通して身につけられます。
無料セミナーや勉強会に参加する
保険に関する無料セミナーは、各保険会社が定期的に行なっているケースが多いです。
最終的に保険商品を勧められる可能性が高いですが、セミナーの内容自体は非常に有意義なものとなっているため、勉強手段として使えます。
そのほか、各市町村で保険に関する勉強会なども不定期に実施されていますので、気になる方は最寄りの役場に問い合わせてみてください。
現地まで出向くのが難しい場合は、無料で参加できるオンラインセミナーなどを、活用するのもおすすめです。
ただし、中には詐欺目的のセミナーなどもありますので、事前に必ず運営元を確認した上で、参加するようにしてください。
保険の勉強に関するよくあるQ&A
保険の勉強に関する多くの質問や悩みの中から、特に多かった内容だけに絞って、それぞれ回答を分かりやすくまとめてみました。
保険に関して同じようなことで悩んでいる人は、意外に多いです。
Q.保険業界が学べるおすすめの本は?
保険業界全体に関して把握したい場合は「図解即戦力 保険業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書」がおすすめです。
すでに保険関連のビジネスに関わっている人は、業界に関してある程度の理解が必要でしょう。
保険本は多数出回っていますので、ご自身の目的に沿った内容であるか、目次を事前に確認してください。
Q.保険法について学べるおすすめの本は?
保険法に関して学びたい方は「実務 保険金請求入門―事例に学ぶ保険法の基礎と実践」がおすすめです。
本書は、保険金請求に関わる論点に絞って簡潔に解説されているため、保険法にあまり詳しくない人でもストレスなく読める一冊です。
Q.社会人には保険の基礎知識が必ず必要なの?
結論からいうと、社会人であれば保険に関する基礎知識は必ず必要です。
保険に関する歴史は非常に古く、古代オリエント時代にまで遡ります。
日本では、明治14年(1881年)にはじめて保険会社(明治生命)が創設されており、その時から保険の重要性が問われています。
歴史を見れば一目瞭然ですが、わたしたちの生活と保険は非常に密接に関係しているため、基礎知的な知識は必要不可欠なのです。
Q.保険の仕組みに関して学べるわかりやすい本は?
保険の仕組みに着目して学びたい方は「書けばわかる!わが家にピッタリな保険の選び方」がおすすめでしょう。
どの保険本でも最初の見出しで、保険の仕組みには高確率で触れられているため、あなたの現在の知識レベルに適した本を選ぶようにしましょう。
Q.保険の勉強を目的に取得するなら、どの資格がおすすめ?
保険の勉強を行うのであれば、まずはFP3級の取得をおすすめします。
FP3級では、わたしたちの生活に最低限必要な保険の知識に関して、試験勉強を通して体系的に学べるようになっています。
余裕がある人はFP2級まで目指すのも、保険の知識がより深まるためおすすめです。
まとめ
保険の勉強におすすめの本を、FPが厳選して8冊ご紹介しました。
どれも大変参考になる内容が記載されているため、本選びさえ間違えなければ、必ずあなたの保険に対する知識を向上させてくれるはずです。
保険に関して全くの初心者の方は、まずは基礎的な保険の仕組みが学べる本を選んで、保険の必要性に関して一度考えてみてください。
保険に関する悩みがある方は、お気軽にFPへご相談ください。
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