未経験からでも、フリーランスライターになることはできますか?
フリーランスライターの平均年収や働き方、仕事内容など詳しく知りたいです。
働き方の多様化により最近は、フリーランスとして独立する方も多くなってきています。
大手クラウドソーシングサイト”ランサーズ“の調べによると、2021年時点で労働人口の約2割が、フリーランスとして働いています。
アメリカでは、既に全体の約3割を超えており日本でも同じように、今後フリーランスの割合が増えていくことでしょう。
その中でもライター業というのは、比較的に他の職業よりも参入ハードルが低く、未経験からでもチャレンジしやすい職業の一つです。
この記事では、フリーランスライターになるための方法や平均年収、仕事内容などに関して、未経験の方にも分かりやすく解説しています。
ライター業は、副業として取り組む人もかなり多い職業です。
フリーランスライターは未経験からでもなれるのか
フリーランスライターになるだけであれば、未経験からでも可能です。
ただ、その後フリーランスライターとして生活できるかは、別問題になります。
特にWebライター業は、参入ハードルが低く主婦や学生などでも、スキマ時間で簡単に取り組める仕事の一つです。
簡単に取り組める反面、うまく稼げずに挫折する人も多いのも事実なので、軽い気持ちでフリーランスライター(個人事業主)になるのはおすすめしません。
未経験からフリーランスライターを目指すのであれば、確実に実績を積み上げた上で、独立を検討するのが得策でしょう。
全くの未経験の方は、まずは副業としてライター業にチャレンジするのがおすすめです。
フリーランスライターの平均年収と月の収入はどれくらい
フリーランス協会の調べによると、ライターに限らずフリーランスの平均的な年収としては、400万円未満が過半数を占めています。
国税庁の資料によると日本の平均年収は436万円なので、フリーランスの大半が平均値に達していないという結果になります。
月単位で見るとフリーランスの月収は、約33万円ほどです。
対して会社に雇用されている正社員ライターの場合だと、平均年収は450万円ほどになります。
数値は、求人ボックスの求人情報を参考にしています。
専門性の高いライターやwebマーケティングまでできる人だと、年収900万円の求人も散見されました。
表は、フリーランスの年収と取引先数を示しており、年収が高ければ高いほど取引先の数も多いのが大きな特徴です。
フリーランスライターが年収を上げるための方法4つ
フリーランスライターが年収を上げるための具体的な方法としては、次のような項目が挙げられます。
- 実績を積み上げる
- 専門性を身につける
- 影響力をつける
- 取材やインタビューができるようになる
まずは基礎知識を身につけた上で、専門性を絞って案件獲得を狙うのが得策です。
実績を積み上げる
フリーランスライターとして仕事を獲得するためには、ある程度の実績が必要になります。
たとえばクライアント側が金融関連に詳しいライターを求めている場合、フリーランスライター側に求められるのは金融関連の記事実績です。
大手の金融機関で働いていた経歴や、FPや投資に関する資格を保有しているだけでも、実績としてアピールできます。
クライアント側から見ても、実績豊富なフリーランスライターに仕事を任せた方が安心できるため、まずは実績を作ることに専念しましょう。
専門性を身につける
フリーランスライターにおける専門性とは、簡単にいえばあなたの得意分野になります。
特にフリーランスにおいては、器用貧乏な人材よりもある特定の分野に長けた専門性が高い人材の方が、クライアントに好まれやすいです。
たとえばどんなジャンルでも書けるAさんと、金融に関する専門性が高いBさんだと、同じライターでも後者の方が案件単価が高くなります。
どのような専門性を身につけるかによっても、それぞれ案件単価が大きく異なるため、フリーランスライターはジャンル選びも非常に重要です。
影響力をつける
フリーランスライターの中には、Twitterで数万人というフォロワーを抱えている、とても影響力が強い人もいます。
SNSである程度のフォロワー数がいるというだけでも、他のライターとの差別化になる上に、記事をより多くの人に拡散できます。
クライアント側から見てもフォロワー数が多く影響力があるというのは、大きな広告宣伝効果が見込まれるため、当然ながら案件の単価も高くなります。
取材やインタビューができるようになる
フリーランスライターとして、外で取材までできるようになると、その分案件の単価も高くなります。
自宅で書くだけの「こたつ記事」とは異なり、「取材記事」となると取材のアポ取りから撮影、取材、音声録音、執筆、編集とかなりの工数がかかります。
取材までできるライターは希少性が高く、クライアント側から見てもかなり魅力的です。
フリーランスライターの1日のスケジュール【参考例】
上のスケジュール表は、あくまでも参考例に過ぎません。
一般的にフリーランスは、業務における時間や場所の縛りがないため、業務計画が立てやすいのが大きな強みです。
1日の業務スケジュールに関しても、比較的に融通が効きやすいため、会社員よりもストレスフリーで働けるはずです。
ただし、その分「自己管理能力」が求められますので、普段から生活習慣が怠慢だったり、タスク管理が苦手な人には向かない働き方です。
フリーランスライターとして生き残っていくためには、高い自己管理能力と学習やスキルアップ等に対する、向上心が必要になります。
フリーランスライターに向いている人の5つの特徴
フリーランスライターに向いている人の特徴としては、次のような項目が挙げられます。
- 文章を書いたり読んだりするのが好き
- 人に物事を教えるのが好き
- 普段から好奇心旺盛で何事にもチャレンジしたくなる
- 地道な作業が苦にならない、毎日コツコツ取り組める
- 自己管理能力が高い、報連相がしっかりとできる
簡潔に説明すると普段から勉強するのが好きで、何事にもコツコツと地道に取り組める人は、フリーランスライターに向いているといえます。
文章を書いたり読んだりするのが好き
普段から文章を書いたり、本を読んだりするのが好きな人には、フリーランスライターという働き方が向いているといえます。
なぜなら、フリーランスライターはテキストを扱う仕事なので、普段から文章に触れている時間が長い人の方が有利に働きます。
逆に普段、本を読む時間がないという人には、ライター業自体が向いていない可能性が高いかも知れません。
人に物事を教えるのが好き
意外かも知れませんが、人に物事を教えるのが好きな人も、フリーランスライターに向いている特徴があります。
一見するとライター業とは、直接関係がないようにも思えますが、そもそもライティングには人にわかりやすく物事を伝える技術が必要です。
口頭で伝えるのが難しい人が、テキストで分かりやすく伝えるのは、更に難しいと感じるはずです。
その上、編集者などの上の工程を任せられるようになると、より人に物事を分かりやすく伝える技術が求められるようになります。
普段から好奇心旺盛で何事にもチャレンジしたくなる
フリーランスライターは、自分が興味がない分野の記事でも十分、分析や調査を行った上で執筆作業を行わなければいけません。
そのため、どのような分野にも興味を持って、前向きに取り組める人の方が向いているといえます。
好奇心がないと向上心も湧き上がりませんので、フリーランスライターには欠かせない特徴の一つ、ともいえるでしょう。
地道な作業が苦にならない、毎日コツコツ取り組める
フリーランスライターの実際の仕事は、かなり地味なものです。
ライティング作業自体は、それほど派手な作業ではありませんので、人によっては退屈に感じられるかも知れません。
スポーツと同じで、仕事においても合う合わないは必ずあります。
毎日地道な作業を淡々とこなすがの苦手な人には、フリーランスライターはおすすめしません。
自己管理能力が高い、報連相がしっかりとできる
特に自己管理能力の高さは、フリーランスライターに限らずどのような職業のフリーランスにも、必ず求められる特徴の一つです。
フリーランスライターは、生活習慣を整えることがとても重要とされており、毎日決まったルーティンで活動しないと仕事に悪影響が出やすいです。
中には昼夜逆転して作業する人もいますが、基本的にはおすすめしません。
心身ともに良好な状態でないと、質の高い仕事はできないからです。
フリーランスライターに必要な6つのスキルと知識
フリーランスライターに、最低限必要なスキルや知識としては、次の6つが挙げられます。
- 基礎的なパソコンスキル
- 必要な情報を整理してまとめるスキル
- 中学生レベル以上の文章力
- 著作権や情報漏洩、契約書に関する知識
- コミュニケーション、営業スキル
- CMSやSEOなどに関する技術面の知識
特にパソコンのタイピングが早い人は、時間単価がその分上がりやすいため、ライター業では有利に働きます。
基礎的なパソコンスキル
パソコンスキルに関しては、タイピングのスピードが早いとかなり有利に働きます。ブラインドタッチができると、尚良いでしょう。
たとえば1記事5,000文字で、文字単価1円の案件があるとしましょう。
Aさんは、5,000文字打つのに5時間かかりますが、Bさんは3時間で済ませることができます。
同じ案件でもAさんの時給は1,000円ですが、Bさんの時給は約1,700円です。
このように「タイピングが早い」というだけで、時給に大きな差が出てしまいます。
必要な情報を整理してまとめるスキル
ライター業は、情報をまとめて読者に分かりやすく説明するのが仕事です。
取材記事に関しても、専門家の意見を読者に分かりやすく、噛み砕いて説明するのが仕事といっても過言ではないでしょう。
このように必要な情報を整理してまとめるスキルは、フリーランスライターにはなくてはならないスキルの一つだといえます。
中学生レベル以上の文章力
ライターだから高い国語力や文章力が必要になる、と感じている人も多いかも知れません。
実際には中学レベルの文章力や国語力でも、問題なく業務をこなせます。
ライターの仕事は、あくまでも読者に分かりやすく伝えることですので、逆に難しい専門用語ばかりを使っていると上手く伝わりません。
そのため、フリーランスライターとして文章を書く際には、中学生が読んでもわかる内容であること、が重要視される場合が多いです。
著作権や情報漏洩、契約書に関する知識
フリーランスライターとして働くのであれば、成果物に関する著作権や知的財産権などの、権利に関する法律知識も必要になります。
一般的にフリーランスライターは、業務委託契約を発注者と交わした後に、業務に取り掛かります。
その際に業務上で知り得た情報は、第三者に漏洩してはいけません。
万が一、クライアント側の機密情報が第三者に漏れた際には、損害賠償請求に繋がり兼ねませんので、くれぐれも情報の扱いには注意しましょう。
コミュニケーション、営業スキル
フリーランスライターにとって、コミュニケーションスキルは欠かせない項目の一つです。
特に営業活動においては、発注者であるクライアントとの円滑なコミュニケーションが求められます。
営業に失敗して案件を獲得できないと、当然ながら稼ぎも減少するでしょう。
逆にコミュニケーションスキルが高い人だと、多くの案件を獲得できる可能性があるため、フリーランスライターとしての生存率も高くなります。
CMSやSEOなどに関する技術面の知識
特にWebを主戦場にしてライター活動を行うのであれば、CMSやSEOなどに関する基礎知識は、非常に重要になります。
まずCMS(Contents Management Systemの略称)とは、コンテンツ管理システムと呼ばれるもので、主にWordPressなどにあたります。
Webライティングを行う際には、高確率で利用するコンテンツ管理システムなので、基本的な使い方は必ず押さえておきましょう。
次にSEO(Search Engine Optimizationの略称)とは、日本語で検索エンジン最適化と呼ばれている、検索アルゴリズムシステムです。
簡単に説明すると、Googleなどの検索エンジンに表示される検索結果を、AIによって分析し表示するシステムのことを指します。
フリーランスライターとしてスキルアップする方法3つ【勉強法】
フリーランスライターとしてスキルアップするための方法としては、次の3項目がおすすめです。
- 書籍や無料動画(YouTube等)で学ぶ
- 既存のネット記事を読んで学ぶ
- 自ら発信活動を行う(ブログやSNS等)
ライター未経験の方は、無料で読めるKindle本やYouTube動画などをフル活用して、知識の習得に励みましょう。
書籍や無料動画(YouTube等)で学ぶ
ライターに関する書籍は、AmazonKindleサービスを利用することにより、無料で複数の本を購読できます。
まずはその道の専門家が書いた本を複数読んで、ライター業に関する体系的な知識を、身につけるのが得策です。
その後、YouTube上にある教材動画を活用して、より知識やスキルを深めるのが、未経験の方には一番コストパフォーマンスが良い勉強法です。
既存のネット記事を読んで学ぶ
フリーランスライターに関する情報を、専門的に扱っているWebサイトを活用して、勉強するのも一つの方法です。
ネット上の記事であれば無料で読める上に、スマホさえあればいつでもどこでも、気軽に勉強に励むことができます。
ただし、ライター未経験の方だと、どの記事の内容が正しいのか判断が難しいため、ある程度基礎力を身につけた上で利用するのがおすすめです。
自ら発信活動を行う(ブログやSNS等)
フリーランスライターとしてスキルアップするのであれば、自らも発信活動を行うのがおすすめです。
(未経験だから…初心者だから…)と思い詰めて情報発信しないのは、機会損失といっても過言ではありません。
自ら情報発信を行うことで、より有益な情報があなたの元に集まってきますので、少しづつ学んだことを発信してみましょう。
おすすめの発信媒体は、SNSであればTwitterもしくはYouTube、ブログであればWordPressを活用して発信してみてください。
会社員からフリーランスライターになるメリット・デメリット
会社員からフリーランスライターとして独立を目指す場合、メリットとデメリットには次のような項目が挙げられます。
メリット | デメリット |
---|---|
・副業としてもはじめやすい ・働く場所や時間を気にせず取り組める ・本人の努力次第で入手うは青天井になる | ・やりはじめ(1〜2年ほど)は思ったように稼げない ・すでに競合が多く差別化が難しい |
ライター未経験の方は、まずは副業から小さく始めて業務に慣れつつ、実績をコツコツ積み上げるのが得策です。
いきなり勤めている会社を辞めて、フリーランスライターになるのは無謀行為なので、十分な準備を行なった上で検討しましょう。
特に現在は、ライター業に取り組む人がかなり増えており、市場ではすでに飽和状態にあります。
勝つための戦術と戦略がない状態で市場に参入してしてしまうと、簡単に価格競争に陥ってしまい、思ったように稼げなくなるので注意して下さい。
会社員の方でフリーランスライターを検討されている方は、慎重に状況を整理した上で、十分な準備を行うことが大切です。
フリーランスライター(個人事業主)になるための準備事項
フリーランスライターになるための最低限の準備としては、次の4項目が挙げられます。
- 実績と専門性を身につけておく
- 生活防衛費を確保しておく
- 確定申告をはじめとした経理知識を身につける
- ダメだった時の逃げ道を考えておく
未経験から始める方は、すでにある程度経験を積んでいるライターに、直接意見を聞いてみるのもおすすめです。
実績と専門性を身につけておく
フリーランスライターとして独立しても食っていけるように、事前にライターとしての実績や専門性を身につけておきましょう。
実績や専門性がないと案件獲得の際に苦労するため、フリーランスライターとして長く生き残っていくことが困難になります。
副業であれば本業があるため、万が一、仕事が何もなくても問題ないでしょう。
しかし、フリーランスライターとして独立すると、仕事がないと生活できなくなります。
生活防衛費を確保しておく
生活防衛費とは、その名の通り生活を守るためのお金になります。
たとえば会社員の場合だと、最低でも3ヶ月分の生活防衛費を、銀行口座に確保しておくのが無難です。
フリーランスライターの場合は、6〜12ヶ月分の生活防衛費を準備しておくようにしましょう。
万が一、仕事がなくなっても生活できるようにするためのお金ですので、必ず独立前に確保しておくようにして下さい。
確定申告をはじめとした経理知識を身につける
会社員であれば、会社側があなたの代わりに年末調整として、税務申告を行なってくれました。
しかし、フリーランスライターとして独立すると、確定申告を自身で行わなければいけません。
経理に関する知識は、最低でも日商簿記3級程度を求められますので、独立する前に資格試験を通して学習するのも一つの方法です。
その他、余裕がある人は、FP3級の資格も取っておくと、仕事にも有利に働いて一石二鳥です。
ダメだった時の逃げ道を考えておく
どれだけ準備を行なっても、上手くいかない場合もあるでしょう。
万が一、フリーランスライターとして、上手くいかなかった場合の身の振り方に関しても、事前に選択肢を決めておくべきです。
たとえば2ヶ月以上、収入が生活費を下回った場合は、アルバイトを始める。などの決まり事を設定しておくと、だいぶ気持ちも楽になります。
何もフリーランスライターとい働き方が全てではありませんので、他の選択肢も考慮しつつ、うまく生き残っていくことが重要です。
フリーランスライターの案件獲得の5つの方法【営業戦略】
フリーランスライターの案件獲得の方法としては、次のような項目が挙げられます。
- クラウドソーシングサイトを利用する
- 転職サイトや転職エージェントを利用する
- TwitterなどのSNSで営業をかける
- 企業の公式サイトから直接営業する
- 友人や知人からの紹介
ここでは、一般的な案件獲得ができる方法をご紹介しています。
すでに競合も同じような手法で案件獲得を狙っているため、個人で考え工夫して差別化に繋がるような営業戦略が必要です。
クラウドソーシングサイトを利用する
現在は、フリーランスのお仕事マッチングサイトも数多くリリースされており、それらを有効活用することで、効率的に案件獲得が狙えます。
代表的なものでいえばランサーズや、クラウドワークスなどが挙げられるでしょう。
実績がない初心者ライターでも気軽に案件に応募できる上に、未経験からでも取り組みやすい案件が豊富に揃っています。
ただし、案件の単価が低いのが大きな特徴となっているため、ある程度実績を積んだ後は、マッチングサイトを介さずに契約するのが得策です。
転職サイトや転職エージェントを利用する
フリーランスライター向けの案件は、indeed(インディード)や求人ボックスなどの転職サイトでも、豊富に扱われています。
事前に登録しておくことで、あなたのメールアドレスにライター案件に関する募集情報が配信されるため、気になる方は登録しておきましょう。
クラウドソーシングサイトよりも、単価が高い案件が多い反面、実績やスキルを求められるのが大きな特徴です。
TwitterなどのSNSで営業をかける
フリーランスライターに関する案件は、TwitterなどのSNS内でも募集されています。
特にTwitterで募集するケースがかなり多く、実際にTwitter内で「ライター 募集」と検索すると、募集に関するツイートがヒットするはずです。
Twitterの案件は、クラウドソーシングサイトや転職サイトとは異なり、問い合わせから発注までのスピードが早いのが大きな特徴です。
企業の公式サイトから直接営業する
フリーランスライターとして、すでにある程度の実績やスキル、知識がある人は、企業サイトから直接応募するのも一つの方法です。
採用確率は、他の方法と比較してあまり高くありませんが、直案件となるため案件単価は他よりも、かなり高い特徴があります。
長期的に活動しているフリーランスライターの多くは、企業と直接契約している人が多いため、最終的には直案件を狙った営業活動が必要になります。
友人や知人からの紹介
表は、フリーランス協会が調査したフリーランスの受注経路になります。
全体の約7割を「人脈(知人の紹介を含む)」により案件獲得しており、次に「過去や現在の取引先」という順番に多い結果となっています。
フリーランスライターとして独立する前に、しっかりとした人脈形成が重要であることが、この表からもお分かり頂けるはずです。
フリーランスライターに関するよくあるQ&A
フリーランスライターとして、自由な働き方を実現させようと考えている人は、意外に多いです。
ここではフリーランスライターを目指す上で、多くの人が気になっている内容に関して、分かりやすく回答をまとめてみました。
フリーランスライターとしての働き方は、決して一つではありません。
すでに独立されている方の活動を十分観察して、どのような働き方をされているのか参考にしましょう。
Q.フリーランスライターの収入の仕組みについて教えてください
基本的に発注者となる法人(もしくは個人)と業務委託契約を行なった後、成果物を納品して問題なければ、翌月に報酬の支払いが行われます。
会社員の給料形態とは異なりフリーランスライターの場合は、個人で案件を獲得し、請求書を発行、銀行振り込み確認しなければいけません。
事務的な手続きは増えますが、現在はクラウド会計ソフトなどの便利なサービスがありますので、契約書や請求書の作成などは簡単に行えます。
Q.フリーランスライターとは具体的に何をする人ですか?
簡潔に説明するとライターとは「文章を書く人」になりますが、人によってはWeb媒体や、雑誌などの紙媒体など様々です。
単にライターといっても、その仕事内容は多岐に渡ります。
まずは気になる案件から取り組んでみて、あなたに適したスタイルを見つけるのが得策です。
Q.誰でもフリーランスライターになれますか?
フリーランスライターになるのは簡単ですが、それで生活を成り立たせるのは至難の業です。
実際にフリーランスの多くが数年で廃業に追い込まれており、5年10年と長期的に活動できている人は稀なケースだといえます。
中小企業庁が公開している「中小企業白書」によると、開業5〜6年後のフリーランス廃業率は、約75%という調査結果が出ています。
Q.フリーランスライターは、1記事いくらほど稼げますか?
表は、大手クラウドソーシングサイト「ランサーズ」が公開している単価表です。
ライター向けの案件で比較的に多い記事作成を考えた場合、文字単価が0.5円〜5円なので、仮に1記事1,000文字の案件だと報酬額は次のようになります。
- 1,000文字 × 0.5円 = 500円(1記事:500円)
- 1,000文字 × 5円 = 5,000円(1記事:5,000円)
数値はあくまでも参考例に過ぎませんが、実績と経歴が積み上がってくると、文字単価5円も夢ではありません。
まとめ
フリーランスライターは未経験からでもなれますが、それで生活できるかは別問題であると解説しました。
平均年収に関しては400万円未満が大半を占めており、極端に稼げている人とそうでない人とに、別れているのが現状です。
これからフリーランスライターを目指すのであれば、まずは副業レベルから小さく始めて、実績とスキルを身につけましょう。
未経験からでも挑戦しやすい、というのがライター業の大きな特徴ですので、まずは目の前の課題を一つずつ解決することが大切です。
フリーランスとしてのキャリアプランニングに関するご相談は、お気軽にFPへご連絡ください。
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