40代から終活を行う4つのメリット!断捨離で人生を豊かにしよう

お金のはなし
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相談者
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40代から終活を行うのは早すぎるのだろうか…

40代で終活を行う具体的なメリットは?

“終活”とは、「人生の終わりの終わりのための活動」であり、残りの人生をより充実させるために行うものです。

一般的には60〜70代で終活を始める人が多いですが、最近は40代で終活を行う人も増えてきています。

楽天インサイト株式会社の調べによると、40代の約3割がアンケートで「終活をする意向がある」と回答しています。

この記事では40代で終活を行うメリットや、具体的にやることをリスク化して分かりやすく解説しています。

最後まで読んでいただくことで、40代の終活に関して正しく理解することができるでしょう。

担当FP
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終活は一過性のブームではなく、残される家族のためにも行うべきものです。

人ごとと思わずに、しっかりと考える時間を設けましょう。

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40代から終活を行う4つのメリット

40代から終活を行うメリットとしては、主に4つ挙げられます。

  • 早期に老後生活に備えることができる
  • 自身の人生を見つめ直すことができる
  • 体力があるうちに断捨離できる
  • 両親の終活を考えるきっかけになる

40代というと子育てや仕事など特に忙しい世代ですが、終活の一環として老後生活に関してもしっかりと考えておかなければいけません。

子供の養育費に資金を費やすばかりではなく、40代からの老後資金の形成等も必要になります。

担当FP
担当FP

40代から終活するのはまだ早いのではと、考える人も中にはいます。

しかし「備えあれば憂なし」ということわざがあるように、早めに取り組む分には何も問題ありません。

早期に老後生活に備えることができる

40代で終活を行うことにより、老後生活に関して深く考えるきっかけとなり、将来に対しての不安を払拭することにも繋がります。

一時期問題になった「老後2,000万円問題」に関しても、早めに自分達の老後生活が具体的にイメージできていれば、必要な老後資金が実際にいくらなのか把握できます。

漠然とした不安を抱いて老後を迎えるよりも、早期に終活を行い備えることで、より充実した老後生活を送ることができるはずです。

自身の人生を見つめ直すことができる

40代で終活を行うことで、これまでの人生を見直すきっかけとなり、今後の人生に対して明確にやりたいことや進むべき道が見えてきます。

40代はまだまだ人生の折り返し地点、といっても過言ではありません。

今後の人生に関して考え直すきっかけとして、40代で終活を行うことは非常に効果的だといえるでしょう。

体力があるうちに断捨離できる

終活には断捨離がつきものです。

例えば60代70代で断捨離として、自宅にある家具等を片付ける際には体力的にキツイでしょう。

しかし、40代の体力があるうちに終活の一環として断捨離を行うことで、体力的に余裕を持って取り組むことができます。

特に高齢になると判断力が鈍くなり、思うように終活ができない場合もあるため、40代で早期に取り組むことで容易に済ませることができます。

両親の終活を考えるきっかけになる

そもそも終活は一人で行うものではなく、周りの家族と話し合いながら進めるべきものです。

40代というと両親は、すでに60代70代と終活世代であるケースが非常に多いです。

両親の終活をサポートする意味でも、自分自身の終活を早めに行っておくことで、具体的に何を行えば良いのかが把握できます。

親孝行の意味合いも考えると、40代で終活を行うことは非常に良いタイミングだといえます。

40代の終活でやることリスト4選

40代で終活としてやることは、大きく分けて4つです。

  • 生前整理と断捨離を行う
  • エンディングノート(終活ノート)を作る
  • デジタル終活を行う
  • 終活世代である両親の手伝いを行う

終活は年代やライフスタイルによって、やることが異なります。

40代は人生経験も豊富であり、上の年代と比較して時間もある程度あるため、余裕を持って取り組めるのが大きな特徴です。

担当FP
担当FP

終活でお困りの場合は、一度専門家に相談してみるのも一つの手段です。

FPでも終活に関する相談は承っていますので、まずはお気軽にご相談ください。

生前整理と断捨離を行う

生前整理とは、生きているうちに身の回りの整理を行うことです。

基本的な考え方は、主に3つ挙げられます。

  • 最初に必要なものと不必要なものに分ける
  • 不要なものは極力捨てるようにする
  • 必要なものはまとめて整理しておく

断捨離する対象としては、主に衣類や家具など形があるモノと、スマホのデータやWeb会員など形がないモノの2つに分けられます。

まずは身の回りで必要なものと不必要なものにバッサリと分けて、1年以上使っていないというものは、思い切って断捨離しましょう。

エンディングノート(終活ノート)を作る

“エンディングノート”とは、死んだ後の希望や意志等に関する、個人情報を記載するためのものです。

書き方に関しては特に決まりはないので、ご自身が思ったように記載して構いません。

実際に40代が終活としてエンディングノートを書く際には、以下の項目を参考にしてみてください。

  • 介護や医療に関しての希望
  • お墓や葬儀に関する希望
  • お金等の資産にまつわる情報
  • 保険関連に関する情報
  • ネットの会員登録等に関する情報

またエンディングノートには法的な効力はありませんので、遺言書の代わりにはなりません。

遺言書を書く際には、エンディングノートとは別に作成することをおすすめします。

デジタル終活を行う

“デジタル終活”とは、パソコンやスマホに保存されたパスワードやID等に関して、整理することを指します。

例えばSNSや有料アプリ、Webサービスなどが挙げられます。

すでに長期間使っていない有料サービス等は解約し、まだ使っているサービスなどは自動更新ではなく、手動更新にしておくと良いでしょう。

またSNSなどは、死後は解約手続きを家族に行ってもらうために、パスワードやID等に関しては分かりやすくまとめて管理しておくと良いでしょう。

終活世代である両親の手伝いを行う

両親が終活世代である方は、積極的に両親の終活をサポートしましょう。

両親の終活を手伝うことで、自身の終活に役立てることができます。

特にお墓等に関しては、両親の決定に左右される可能性が高いので、自分自身の時はどうするかなどを想定しながらサポートすると良いでしょう。

また持ち家がある方は、両親が亡くなった後にどうするかによって、自身の今後の生活拠点も変わってくるかも知れません。

40代独身が終活を行う際の4つの要点【おひとりさま】

40代独身者が終活を行う際には、主に4つのポイントに気をつけましょう。

  • 資産の見直しを行う
  • 老後生活に関して考える
  • 医療保険や生命保険の見直しを行う
  • もしもの時に頼れる人を確認しておく

厚生労働省の調べによると2015年の段階では、40代男性が全体の約3割、40代女性は全体の約2割が独身であることが分かっています。

独身率は年々増加傾向にあり、おひとりさまで終活を行う人も決して珍しくはありません。

担当FP
担当FP

少子高齢化社会において、独身で生涯を終える人は決して珍しくはありません。

既婚者として終活を行う場合とは状況が異なりますので、独身者の方は解説している4つの要点を押さえた上で、終活に取り組んでみてください。

資産の見直しを行う

老後生活にいくら必要なのかに関して、定期的に資産の見直しを行いましょう。

独身者と既婚者の場合とでは必要な老後資金が異なりますので、老後のライフスタイルを想定した上で、定期的に算出することをおすすめします。

また家財やペット、自動車等の身の回りの有形資産に関しては、不必要なものは先に断捨離しておくのも一つの手です。

その他、遺産に関して遺言書を作成しておくのもおすすめです。

老後生活に関して考える

独身者の老後生活では、必ず誰かのサポートが必要になります。

一人で老後生活を乗り切るのは難しいため、事前に生活支援や地域支援サービス等に関して調べておきましょう。

また最寄りの市役所の福祉課に、一度相談してみるのも一つの手です。

事前に市役所等に一人で生活していることを伝えておくことで、困った時にサポートしてくれるかも知れません。

医療保険や生命保険の見直しを行う

歳を取るにつれて病気や怪我等に対するリスクも高くなるため、一度40代の時点で医療保険や生命保険等の見直しを行いましょう。

既婚者と比較して残される配偶者や子供がいない分、必要ない保険商品は整理しておくことをおすすめします。

また歳を取ると認知症などで、判断能力が欠如する可能性もあります。

万が一のことを考えて、身元保証を行ってくれるサービスの利用も検討しておきましょう。

もしもの時に頼れる人を確認しておく

独身者の場合、死んだ後のことを頼める人が誰なのかを、しっかりと明確にしておく必要があります。

既婚者であれば配偶者に死後のことに関して頼めますが、独身者の場合は他の親族や友人、知人等に頼むことになります。

そのため人間関係の整理を行うとともに、自分の死後のことについて相談できる、信頼性の高い人を確保しておく必要があるでしょう。

万が一、周りに頼れる人がいない場合は、以下のような生前契約を検討してみてください。

  • 生前事務委任業務:生活サポートや入院、介護の際の身元保証人になってもらう
  • 死後事務委任業務:自身が死んだ後に葬儀等の事務処理を行ってもらう
  • 任意後見業務:認知症などにより判断能力に問題がある場合、契約範囲内で代わりに法律行為を行ってもらう

40代の終活に関するよくあるQ&A

40代の終活に関する多くの質問や悩み等の中から、特に多かった内容だけに絞って、分かりやすく回答をまとめてみました。

取り上げている内容で気になる質問がある場合は、参考にしてみてください。

また、その他のことで悩んでいる方は、一度FPに相談してみることをおすすめします。

担当FP
担当FP

終活を行うデメリットはないため、できる限りの範囲で良いので自身で取り組んでおきましょう。

また法律や税金等に関係する問題は、一度専門家に相談した上で検討するのが得策です。

Q.40代で人生を諦めて終活しようと思います…

40代で終活を行うこと自体は、決して悪いことではありません。

配偶者や子供のいるなしに関しては、大概40代で決まってきます。

中には「死後のことに関しては関係ない」という人もいらっしゃるので、そのような無責任な人と比較すると、40代での終活は良い選択だといえます。

Q.子供も親戚もいないのですが、40代で終活は早いですか?

結論からいうと、決して早いことはありません。

40代独身者であれば終活を早めに行うことで、老後生活に関して具体的に考えるきっかけにもなります。

より充実した老後生活にするためにも、今のうちから老後資金や老後のライフスタイル等に関して、考えておきましょう。

Q.40代で終活している人は、独身者が多いのでしょうか?

40代での終活は、決して独身者だけが積極的に行っている訳ではありません。

むしろ、既婚者の方が終活を前向きに考えるべきでしょう。

なぜなら、既婚者は独身者と比較して、残される配偶者と子供への責任が生じるからです。

仮に一家の大黒柱がいきなり亡くなった場合、残された家族の生計は誰が保証するのでしょうか。

終活を前もって行っておくことで、万が一の事態が起きた場合でも残された家族が、対応しやすくなります。

Q.終活に向けた断捨離は、具体的に何をすれば良いのでしょうか?

まずは身の回りの整理から始めてみると良いでしょう。

例えば服や家具等が挙げられます。

いきなり膨大な数の断捨離を行うことはできませんので、身の回りにあるもので「必要なもの」「不必要なもの」に分けて、不必要なものから断捨離すると良いです。

また断捨離は終活に限らず、普段から定期的に行うことで部屋が整理整頓され、気持ち的にも前向きになります。

まとめ

40代で終活を行うメリットを、大きく分けて4つご紹介しました。

  • 早期に老後生活に備えることができる
  • 自身の人生を見つめ直すことができる
  • 体力があるうちに断捨離できる
  • 両親の終活を考えるきっかけになる

終活を行うタイミングは人それぞれですので、必ずしも40代で行わなければいけない、という訳ではありません。

一般的には60代70代で行う人が大半ですが、体力や判断力がある40代で行っておくことで、より効率的に終活を行えます。

担当FP
担当FP

終活でお悩みの方は、一度FPにご相談ください。

終活には専門的な知識が必要な場合もありますので、家族と専門家を交えて取り組んだ方が、より充実した終活を行うことができます。

この記事を書いた人

セブ島在住のキャリアアドバイザー|フリーランス・Webライター歴7年|保有資格:FP2級・簿記3級 など|得意分野:資産運用,税金,副業 など|個人でも積み立てNISAや米国ETF、仮想通貨などで資産運用中|暮らしに役立つ情報を、分かりやすくお伝えします。

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