NFTに関連する仮想通貨銘柄とは何?
NFT関連の銘柄の将来性はどうなの?
最近は仮想通貨に追随して、DefiやNFT、メタバース関連に投資する人が多くなってきました。
NFTとは、Non-Fungible Tokenの略称であり、日本語で”非代替性トークン”という意味です。
NFTはゲームやアートなどと紐づけることで複製や改ざん等を防止し、唯一性を生み出せる特徴があります。
中でもNFTゲームでは、プラットフォーム内で使える仮想通貨が存在し、ゲームが話題になれば比例して仮想通貨の価格も高騰する可能性が高いです。
そのような状況をみて投資家の多くは、NFTゲーム等に関連する仮想通貨へ投資を行なっている訳です。
本記事では、NFTに関連する注目の仮想通貨に関して分かりやすく解説すると共に、その将来性やリスク、注意点等に関してもまとめています。
実際にNFT関連の銘柄に投資を行う際には、リターンだけではなく投資リスクも十分把握した上で行うようにしましょう。
NFTに関連する仮想通貨銘柄とは
NFTに関連する仮想通貨銘柄とは、簡単にいえばNFTが作れるブロックチェーンプラットフォーム上の基軸通貨を指します。
例えばNFT関連銘柄の中でも有名なエンジンコイン(ENJ)は、エンジンプラットフォームで発行される仮想通貨です。
エンジンプラットフォーム内で生成されるアイテムやアバター等は、どれもNFT化されておりNFTマーケットプレイスで自由に売買できます。
またNFTマーケットプレイスでは、ビットコインやイーサリアム等を活用して、アイテムやアバター等の購入も行えます。
ただし、ビットコインやイーサリアムなどの代表的な仮想通貨は、NFT関連銘柄には含まれません。
2022年4月時点では、既に約6,000種類以上の仮想通貨銘柄が発行されており、NFT関連銘柄も年々増加傾向にあります。
NFTに関連する仮想通貨銘柄の選び方
NFTに関連する仮想通貨銘柄の選び方としては、主に3つ挙げられます。
- サービス内容や特徴
- 銘柄の時価総額
- 話題性や将来性
既に膨大な数の銘柄が発行されているため、実際にNFT関連銘柄に投資を行う際には、ご自身でも十分調べた上で行うようにしましょう。
株式投資と同じくNFT関連銘柄に投資を行う際には、あらゆる観点から調査を行い、根拠を見つけ納得した上で判断しましょう。
サービス内容や特徴
NFT関連銘柄を選ぶ際には、まずはどのようなNFTサービスであるか事業内容の確認が必要です。
他のNFT関連銘柄と比較してサービス自体に独自性があり、既に多くのユーザーを抱えている状態であれば、今後価格が上昇する可能性が高いでしょう。
逆にそれといった特徴が見当たらず、ユーザー数が少ない場合は、将来性が見込めないと判断できます。
また実際にご自身でNFTサービスを利用してみるのも、一つの判断方法でしょう。
銘柄の時価総額
NFT関連銘柄に投資を行う際には、時価総額がどの程度あるかも一つの判断材料です。
時価総額とは、市場価格と発行数量を掛け合わせて算出した数値を指します。
通貨の価値を公平に判断する際には、市場価格だけではなく発行数量も重要となりますので、一般的には時価総額で判断する訳です。
NFT関連銘柄の中には、既に高い時価総額を誇っている通貨も存在しており、今後も伸びる可能性を秘めているといえるでしょう。
実際に時価総額が高いNFT関連銘柄は、国内取引所でも扱われている場合が多いため、その点も指標の一つとして活用できます。
金融庁に登録されている国内取引所に上場しているということは、それだけである程度信頼性が担保されているという見方もできます。
話題性や将来性
注目のNFT関連銘柄は、SNS上でも既に話題になっている場合が多く、話題性が高まれば時価総額も高騰する可能性が高いです。
仮に国内取引所ではまだ取り扱いがないNFT関連銘柄であったとしても、認知度が高くなりユーザーが増えれば、今後上場するかも知れません。
また、国内や海外の専門家や投資家等による、価格予測なども一つの判断材料として必ずチェックしておきましょう。
専門家やAI等の予測が必ず当たるわけではありませんが、専門性や権威性のある情報は投資の判断材料としては有効です。
NFTに関連する注目の仮想通貨銘柄5選
NFTに関連する注目の仮想通貨銘柄を5つに絞って、ぞれぞれ分かりやすく解説してみました。
- エンジンコイン(ENJ)
- サンドボックス(SAND)
- テゾス(XTZ)
- チリーズ(CHZ)
- シータ(THETA)
ご紹介しているNFT関連銘柄は、あくまでも現時点で注目されている仮想通貨になります。
必ずしも今後価格が伸びるという訳ではありませんので、あくまでも参考程度に捉えてください。
NFT関連銘柄は、特定のプラットフォーム上で使える仮想通貨となっており、その価値はNFTサービスに大きく紐付いています。
そのため、該当するNFTサービスを十分理解した上で、投資判断を行うのが得策です。
※ 各NFT関連銘柄の時価総額・ランキング順位に関しては、2022年4月時点のデータを元に提示しています。(参考:Coin Market Cap)
エンジンコイン(ENJ)
項目 | 内容 |
名称・単位 | エンジンコイン(ENJ) |
時価総額 (ランキング) | ¥160,838,729,272 (75位) |
公式サイト | https://ja.enjin.io/ |
エンジンコインは、”Enjin platform“と呼ばれるブロックチェーンプラットフォームで発行されている仮想通貨です。
世界的に有名なゲームである「Minecraft(マインクラフト)」と提携しており、その他にもさまざまなゲームタイトルと契約を結んでいます。
“Enjin platform”と提携したゲームは、アイテムやアバターなどがNFT化されるため、資産として保有可能となります。
また、ゲーム内のアイテムをエンジンコインへ交換することも可能です。
サンドボックス(SAND)
項目 | 内容 |
名称・単位 | サウンドボックス(SAND) |
時価総額 (ランキング) | ¥407,444,481,572 (41位) |
公式サイト | https://www.sandbox.game/jp/ |
サウンドボックスは、ゲーム”The Sandbox”内部で使用できる仮想通貨です。
マインクラフトのような特徴を持ったゲーム内容となっており、土地の売買を仮想通貨”SAND”を通じて行えます。
過去にソフトバンクグループから100億円規模の資金調達を行なっており、2022年3月には英国の大手メガバンクとの提携なども話題となりました。
話題性が高く将来性が見込めることからも、今後もメタバース系のNFTゲームとして、成長していくと予測する投資家が比較的に多いです。
テゾス(XTZ)
項目 | 内容 |
名称・単位 | テゾス(XTZ) |
時価総額 (ランキング) | ¥347,201,059,229 (45位) |
公式サイト | https://tezos.com/ |
テゾスは、政府や大手銀行が注目している仮想通貨の一つです。
従来の仮想通貨(ビットコインやイーサリアム等)が持つ、問題点を解決できる要素を持っており、2017年には約260億円もの資金調達に成功しています。
2021年12月には、NFTマーケットプレイス”Rarible”がテゾスのブロックチェーンに対応したことにより、テゾスブロックチェーンを使用してNFTの発行や取引が可能に。
また国内の取引所にも上場しており、以前と比較してテゾスの価格は数倍にも跳ね上がりました。
チリーズ(CHZ)
項目 | 内容 |
名称・単位 | チリーズ(CHZ) |
時価総額 (ランキング) | ¥168,917,667,938 (72位) |
公式サイト | https://www.chiliz.com/jp/ |
チリーズは、chiliz社が運営するプラットフォーム”Socios.com“上で、扱われている基軸通貨です。
主にスポーツ業界に力を入れており、クラブとファンの新たな交流の場として注目を集めています。
既に欧州サッカーのビッククラブであるバルセロナやパリサンジェルマン、ユベントス等と提携を行なっています。
チリーズを活用してクラブが発行しているファントークンと交換すると、特別な特典やサービス等が受けられるような仕組みです。
シータ(THETA)
項目 | 内容 |
名称・単位 | シータ(THETA) |
時価総額 (ランキング) | ¥419,918,065,970 (40位) |
公式サイト | https://www.thetatoken.org/ |
シータは、非中央集権型の動画プラットフォームである”theta.tv“で、扱われている仮想通貨です。
2018年頃にリリースされた比較的新しいNFT関連銘柄にも関わらず、時価総額だけで見れば一番高い仮想通貨です。
開発には、元YouTube共同創業者である”steve chen氏”がアドバイザーとして参加しており、多くの注目を集めています。
NFTに関連する仮想通貨銘柄を購入する際の注意点
NFTに関連する仮想通貨銘柄を購入する際には、共通してボラティリティの高さが目立つため、投機にならないように注意が必要です。
特に流動性が低く、時価総額も少ないNFT関連銘柄は投機性が高いため、購入した直後に価格が暴落する可能性も考えられます。
またNFT関連サービスでよく利用されるイーサリアムのガス代(手数料)に関しても、過去1年間で約20倍以上跳ね上がっている状況です。
今後もNFT関連に注目が集まれば、ガス代をはじめとした手数料面の高騰が起こるかも知れません。
その他、NFT関連はまだまだ法整備が整っていない状態ですので、その点も配慮が必要でしょう。
NFTに関連する詐欺や、犯罪等のトラブルも過去に起きています。
リターンばかりに目を捉われずに、リスクに関しても十分把握しておきましょう。
NFTに関連する仮想通貨銘柄の今後と将来性
仮想通貨やNFT等の登場により、デジタル資産としてビットコインやイーサリアム等を保有する他、NFTアートなどへの投資を積極的に行う人が増えてきました。
特にNFT市場に関しては、メタバースに深く紐付いている事実からも最近は特に注目が集まっており、NFTゲームのユーザーも年々増加傾向です。
トレンドテーマという追い風を受けて、NFT関連銘柄も徐々に価格が上昇しており、今後もその将来性に関して期待が高まっています。
またNFT事業によっては、世界的な大企業や金融機関等も積極的に支援や提携を行なっている状況です。
加えて、情報感度の高い世界的な有名人も数多く参入してきているため、より一層NFTへの注目が集まることが予測されます。
NFTへの認知度が高まれば、NFTゲームなどへの参入者も増えるため、必然的にNFT関連銘柄の価格も上昇していきます。
必ずしも将来が約束されている訳ではありませんが、現状を考えると今後も益々注目が集まりそうです。
NFTに関連する仮想通貨銘柄に関するよくあるQ&A
NFT関連銘柄に関する多くの質問や悩み等の中から、特に多かった内容だけに絞ってそれぞれ回答を分かりやすくまとめてみました。
実際にNFT関連銘柄に投資を行う際には、必ず余剰資金で行うようにしましょう。
Q.NFTと仮想通貨の違いは?
簡単に説明するとNFTとは非代替性トークンを指し、仮想通貨とは代替え可能なトークンを指します。
大きな違いは、同じトークンが存在するかしないかです。
Q.NFT関連の仮想通貨銘柄の魅力は?
NFT関連銘柄は、特定のNFTサービスで基軸通貨として扱われており、ゲームやアートなど様々な分野で活用されています。
サービスの利用者が増えれば増える程、NFT関連銘柄の価値や価格も高まり、銘柄によっては短期間で価格が何倍にも跳ね上がる可能性があります。
またNFT自体もトレンドテーマとして、多くの注目を集めているマーケットですので、今後や将来性に関しても期待できるでしょう。
Q.NFT関連の仮想通貨銘柄はどんな人が買ってる?
表は、Finder社が2021年12月に調べた日本人の男女別仮想通貨の保有割合です。
10月時点では圧倒的に男性の割合が多いですが、12月には徐々に女性の割合も増えてきています。
また年齢別の割合でみてみると、18〜34歳の割合が過半数を占めている状況です。
データをみるに比較的若い男性の保有割合が多いようです。
Q.NFT関連の仮想通貨銘柄は、国内取引所でも購入できる?
銘柄にもよりますが、国内取引所でも購入ができるNFT関連銘柄は存在します。
ただし、多く場合海外の取引所でしか取り扱いがないケースが大半なので、国内取引所だけに絞って購入を検討している方は、選択肢が少なくなるでしょう。
まとめ
NFT関連銘柄とは、NFTが作れるブロックチェーンプラットフォーム上の基軸通貨であると解説してきました。
ビットコインやイーサリアム等とは異なり、特定のNFTサービス事業で活用されている仮想通貨なので、通貨の特徴自体も全く異なります。
またNFT事業ごとに将来性も異なるため、必ずご自身でも十分調べた上で投資するか判断しましょう。
もちろんリターンだけではなく、投資リスクに関しても理解が必要です。
投資は自己責任です。
生活や本業に支障が出ないように、余剰資金で行うようにしましょう。
コメント