- 家計管理のコツや具体的なやり方に関して知りたい!
- どのような家計管理を行えばお金が貯まるの?
家計管理の重要性に関しては理解していても、実際にやるとなるとどのようなことを行えば良いのか、分からない夫婦は意外に多いです。
しかし、家計管理は自分たちが思っている以上に、コツさえ押さえておけば簡単にできるものです。
家計管理のコツや正しいやり方を知らずに、ただ家計簿をつけるだけという状態では、貯蓄も節約もできないままで終わってしまいます。
また、日本人は几帳面な性格の人が多いため、間違った家計管理を行ってしまうと、ストレスが募り逆に浪費してしまいかねません。
この記事では家計管理が簡単に行えるコツと、具体的なやり方に関して、分かりやすく解説しています。
最後まで読んでいただくことで、夫婦での家計管理を簡単にストレスなく、行うことができるようになるはずです。
家計管理を行う主な3つの目的とメリット
- 理想のライフプランを歩めるようになる
- お金の流れが分かるようになる
- 節約や貯金をしやすくなる
何事を行うにしても目的や目標というものが必要なように、家計管理に関しても具体的な目的を把握していないと、継続させることができません。
家計管理は継続することが大切となってきますので、目的をしっかりと理解した上で、取り組むのが良いといえます。
また、家計管理を行うことで得られるメリットに関しても、合わせて把握しておきましょう。
理想のライフプランを歩めるようになる
家計管理を行うことは、将来に必要なお金を貯蓄に回すことでもあり、結婚や子育て、マイホームの購入、老後生活などさまざまなライフイベントに備えなければなりません。
今現在はお金に困っていなくても、将来的にまとまったお金が必ず必要となるため、今からしっかりと家計管理を行うことが重要です。
お金が必要な時になって「お金がない…」と悩んでも遅いので、理想のライフプランを歩めるように、日々の家計管理をしっかりと行いましょう。
お金の流れが分かるようになる
家計管理を行うと正しい金銭感覚が、身につくようになります。
特に独身生活をしていた人であれば、結婚してから家計管理を行うようになることで、シングルの時のような金銭感覚ではいけないと気づくはずです。
家計管理を行うことで、お金の使い方にメリハリがつくようになる上に、財布の紐も締めることができます。
節約や貯金をしやすくなる
家計管理を行うことは、節約や貯金をする上ではとても大切なことです。
毎月どの程度のお金を生活費に当てているかを把握し、経費の中から無駄なものを省くことで、節約に繋がります。
また、毎月の収入からどの程度のお金を貯金に回せるかなども、家計管理を行っていないと把握することができません。
家計管理の主な6つのコツと具体的なやり方
- 現状(家庭のお金の流れ)を把握する
- 貯金・節約するための目標や目的を決める
- 具体的に必要なお金の金額を洗い出す
- 生活費に優先順位をつけて予算を設定する
- 定期的に家計の見直しを行う
- 夫婦間でお金に関して話し合う
家計管理を行うにしても、まず何から始めれば良いのか分からない…。
という人のために、6つのステップに分けて家計管理の具体的なやり方とコツを、分かりやすくまとめてみました。
既に家計管理を徹底して行われている方も、正しいやり方で行えているのか、確認の意味も込めて見返してみてください。
現状(家庭のお金の流れ)を把握する
家計管理を行うためには、まずは現状を把握することが大切です。
具体的には、収入、支出、資産、負債、保険等の見直しを行い、それぞれどのくらいの金額があるのか洗い出してみましょう。
家計管理を行うにはまずは、”お金の流れ”を把握しなければいけません。
そのため、普段から家計簿をつけるようにしてください。
今は便利なスマホアプリ等を活用することで、簡単に家計簿をつけることができる上に、クラウド会計サービス等を活用することで、自動化することもできます。
貯金・節約するための目標や目的を決める
なぜ家計管理を行うのか、具体的な目標や目的を決めましょう。
お金の流れが把握できた上で、今度は貯金や節約を行おうと考える人が多いですが、大体の人が継続することができません。
なぜなら、貯金や節約を行うための目標や目的が、曖昧だからです。
例えばマラソン大会に出場する際に、ゴールがないと誰も走ろうという気になれません。
家計管理に関しても同じで、やるためのゴールとなる具体的な目標や目的がないと、継続することはできないからです。
また、目標を決める際には、具体的な数字に書き起こして、決めておくことが大切です。
具体的に必要なお金の金額を洗い出す
人生で最もお金がかかると言われている、教育費や住宅購入費、老後の生活費等の具体的な数字を把握した上で、将来的に必要な金額を洗い出しましょう。
今はお金に余裕があるかもしれませんが、将来的なライフイベントを考えた際に、どのくらいのお金がかかるのかを把握しておくことは、とても大切なことです。
将来的に必要な金額を把握することで、今からしっかりと準備して備えることができます。
逆に、必要な金額が把握できていないと、その時になって慌てるのは、あなた自身です。
生活費に優先順位をつけて予算を設定する
家計管理では、基本的に「収入 ー 貯金額 = 生活費」の計算式で考えます。
貯金額を最初に引くのは、より確実に貯金を実行するためです。
人間どうしてもお金が余ってしまうと、使ってしまう欲が出てくるため、余る前に先に貯金を行います。
その上で、生活費を算出し何にどのくらいの予算を割くのかを、月初めに設定しておきましょう。
例えば生活費が20万円の家庭であれば…
- 固定費:7万円
- 食費:3万円
- 娯楽費:5万円
- 交通費:2万円
- 通信費:1.5万円
- 教育費:1.5万円
項目ごとに予め予算を決めておくことで、無駄遣いをなくすことができます。
また、どの項目にどのくらいの予算を割くかは、家庭状況によっても違うため、夫婦でしっかりと話し合った上で決めるのが得策です。
定期的に家計の見直しを行う
家計管理を行う上では、定期的に家計の見直しを行うことも大切なことです。
実際に家計の見直しを行う際のコツとしては、“変動費”からではなく、最初に”固定費”から見直すことです。
なぜなら、生活費で最もお金がかかっているのが固定費だからです。
一般家庭の固定費の項目としては…
- 住宅ローン
- 家賃
- 携帯やインターネットの通信費
- 生命保険料
- 夫(または妻)のお小遣い
などが挙げられます。
少額である変動費を見直して節約するよりも、固定費を見直して節約できないか検討する方が、はるかに効果が大きいといえます。
夫婦間でお金に関して話し合う
家計管理で最も大切なことは、夫婦間でお金に関して定期的に話し合うことです。
人によってはお金のことに関しては、口出しされたくないと感じるかもしれません。
しかし、夫婦としてパートナーが既にいるのであれば、これから何十年も一緒に暮らすのですから、お金に関してしっかりと話し合うべきです。
また、夫婦でお金に関する話し合いの場を作ることは、夫婦仲を保つコツでもあります。
お金に関する問題は、夫婦での問題でもありますので、必ず話し合うようにしましょう。
家計管理を行う際の4つの注意点・落とし穴
- 家計簿をつけること自体が目的になっている
- 毎月の支出を把握できていない
- 小さな支出を軽視している
- 固定費が高い
家計管理を行なっているのにも関わらず、お金が貯まらないという家庭は意外にも多いです。
家計管理は決して家計簿をつけているだけで良いという訳ではなく、毎月の収支を把握しながら、月末に見直しを行い改善していくことが大切です。
また、ただ単に節約しているからといって、お金が貯まる訳ではありませんので、家計管理の落とし穴にハマらないようにくれぐれも注意しましょう。
家計簿をつけること自体が目的になっている
家計管理は家計簿をつけることが、目的ではありません。
あくまでも家計簿をつけることは、家計管理の手段の一つです。
家計簿でお金の流れを把握した上で、家計管理を見直しその後、どのような対策を行うかが重要となります。
そのため、家計簿をつけていることだけで満足してしまっては、家計管理のメリットを得られないことを覚えておきましょう。
毎月の支出を把握できていない
銀行口座やクレジットカードでの支出管理はできていても、現金払いに関しては把握できていない、という人も多いです。
最近は特にキャッシュレスで決済することが多いため、現金で支払った際にはついつい家計簿に記録するのを、忘れることがあると思います。
支出管理は現金払いもしっかりと記録することで、本当に把握できているといえます。
毎月の支出を正しく把握するためにも、現金払いの際にも面倒に思わず、しっかりと記録しましょう。
小さな支出を軽視している
ついつい小さな支出を軽視してしまう人は、注意が必要です。
「塵も積もれば山となる」という”ことわざ”があるように、どれだけ小さな支出でも回数が重なれば、大きな金額となります。
小さな支出は罪悪感が無いため、どうしても軽視しがちになりますが、本当に必要なことなのかを今一度、見直すようにしましょう。
固定費が高い
貯金や節約のために一生懸命、食費や娯楽費を抑えようとしても、そもそも固定費が高すぎては意味がありません。
生活費において一番お金がかかるのが固定費なので、最初に見直しを検討するのは固定費の項目になります。
毎月の固定費が高いと出ていくお金も多くなるため、本気で節約するのであれば、できるだけ固定費を抑えるような工夫が必要です。
家計管理のコツが学べる大人気おすすめ本3選
- 年収200万円からの貯金生活宣言
- “一週間サイフ”で楽々お金が貯まる
- 約7000世帯の家計診断でわかった!ずっと手取り20万円台でも毎月貯金していける一家の家計の「支出の割合」
家計管理のコツに関して体系的に学びたい人は、本を読むことをおすすめします。
多くの書籍の中から、特におすすめの家計管理に関する本を3冊に絞ってご紹介しているので、是非とも参考にしてみてください。
年収200万円からの貯金生活宣言
本書には一生使える「貯金力」に関した、具体的なアドバイスが書かれています。
収入が少ない状態でも、貯金力を鍛えることで確実に貯蓄を増やすことができます。
また、ある程度まとまった貯金があることで、将来や生活の不安等を払拭することができるでしょう。
“一週間サイフ”で楽々お金が貯まる
本書では財布に一週間分の予算を予め入れておいて、その中から生活費をやりくりする、家計管理のやり方が書かれています。
財布の中身を確認することで、毎回残りの予算が一目で分かる上に、無駄遣いをすることもありません。
財布の使い方を工夫して家計管理や節約、貯金等に励みたいと考えている方に、おすすめの本です。
約7000世帯の家計診断でわかった!ずっと手取り20万円台でも毎月貯金していける一家の家計の「支出の割合」
本書では手取り20万円でも、無駄やストレスなく毎月貯金できる方法、に関して書かれています。
手取り20万円の家計の支出の割合が、明確に書かれているため、大変参考になることでしょう。
また、ライフイベント等に合わせた家計管理のやり方に関しても、具体的に解説されています。
家計管理のコツややり方に関するよくあるQ&A
家計管理のコツややり方に関する多くの質問や悩みの中から、特に多かった内容だけに絞って、それぞれ回答を分かりやすくまとめてみました。
同じように家計管理で悩んでいる人は、参考にしてみてください。
共働き夫婦の場合は家計管理では、どんなことに気をつければ良いですか?
共働き夫婦であっても、基本的な家計管理の考え方は同じです。
- 現状(家庭のお金の流れ)を把握する
- 貯金・節約するための目標や目的を決める
- 具体的に必要なお金の金額を洗い出す
- 生活費に優先順位をつけて予算を設定する
- 定期的に家計の見直しを行う
- 夫婦間でお金に関して話し合う
ただし、共働き夫婦の場合は収入源が2つあるため、よりしっかりと夫婦間で話し合って、家計管理を行うことが大切です。
家計管理は何から始めるのがよいのでしょうか?
家計管理を始める際には、最初に状況把握を行うことが大切です。
お金の流れをしっかりと把握するためにも、毎月”家計簿”をつけるようにしましょう。
スマホアプリやクラウド会計ソフトを活用することで、楽に家計簿をつけることができます。
袋分け家計管理は実際に効果ありますか?
袋分け家計管理とは、生活費を項目別に袋分けして予め予算を決めておくことで、無駄な支出を抑えるやり方です。
向き不向きがあるため、一概には効果があるとはいえませんが、気にあるのであれば一度試してみると良いでしょう。
ただし、基本的にはデジタルでの記録付と、予算管理をおすすめします。
主婦の家計管理におすすめのスマホアプリはありませんか?
スマホアプリで家計管理を行うのであれば、「マネーフォワードME」がおすすめです。
多数のクレジットカードや銀行口座と連携できる上に、スマホアプリで簡単に収支を入力することができます。
その上、パソコンでも管理ができるようになっているので、とても利便性が高いです。
家計管理のコツに関するおすすめのブログを教えてください
家計管理のコツに関するおすすめブログは、主に3つあります。
また、家計管理のコツに関するブログに関しては、Googleで「家計管理 おすすめ ブログ」と調べることで、たくさんヒットします。
最近はYouTubeでも家計管理に関するコツや方法を、いろんな人が発信されているため、是非とも参考にしてみてください。
まとめ
家計管理のコツや具体的なやり方に関して、分かりやすく解説しました。
- 現状(家庭のお金の流れ)を把握する
- 貯金・節約するための目標や目的を決める
- 具体的に必要なお金の金額を洗い出す
- 生活費に優先順位をつけて予算を設定する
- 定期的に家計の見直しを行う
- 夫婦間でお金に関して話し合う
6つのステップを段階的にこなしていくだけで、家計管理は簡単にできます。
家計管理で悩んでいる方はまずは、真似して取り組んでみてください。
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