金融資産1億円のサラリーマンは、どのようにして達成できたのか、気になっているのではないでしょうか。
結論からいうと月々の給料の一部を投資に回し、倹約に努めたからだといえます。
日本人の多くが”投資”と聞くとリスクが高くて危ないものだと勘違いしている場合が多いため、実際に投資を行い資産運用をやっている人は少数派です。
しかしながら、金融資産1億円を達成するためには、資産運用が必要不可欠です。
この記事ではサラリーマンが、金融資産1億円を達成するための具体的な方法を、分かりやすくまとめています。
最後まで読んで頂くことで、あなたも金融資産1億円を達成できるかも知れません。
金融資産1億円のサラリーマンの割合
日本で年収1億円以上稼いでいるサラリーマンの割合は、全体の0.03%程度とかなり少数です。
1万人に3人いるかいないかの割合なので、会社からもらう給料だけで金融資産1億円を積み上げるのは、とても難しいといえます。
また、普通のサラリーマンが貯金だけで金融資産1億円を目指す場合は、毎年100万円を貯蓄に回したとしても、100年かかってしまいます。
現状、年収や貯金だけでは金融資産1億円を達成するのは、かなり難しいということです。
日本は世界で3番目に富裕層が多い国
順位 | 国 | 富裕層の数(人) |
1 | アメリカ | 1,861万4000 |
2 | 中国 | 444万7000 |
3 | 日本 | 302万5000 |
4 | イギリス | 246万 |
5 | ドイツ | 218万7000 |
6 | フランス | 207万1000 |
7 | イタリア | 149万6000 |
8 | カナダ | 132万2000 |
9 | オーストラリア | 118万 |
表は、金融資産が100万ドル以上ある人の割合を示しています。
日本は世界的に見ても3番目に富裕層が多い国という位置付けにあるため、比較的他の国よりも富裕層が身近にいる国として見られています。
また、世界人口の約70億人が持つ金融資産と、富裕層数パーセントが持つ金融資産の割合は同じくらいだというのだから驚きです。
富裕層の多くは経営者か投資家である
富裕層の中には確かにサラリーマンの人たちも存在しますが、実際にはその多くが
- 経営者
- 投資家
のどちらかに分類されます。
実際にサラリーマンをやりながら、金融資産1億円を目指すのはとても困難な上に、かなり達成できる可能性が低いです。
その点、経営者であればビジネスが成功した場合、収入は青天井となるため、金融資産1億円を達成するのは容易でしょう。
また、投資家に分類される人たちは、もともと富裕層の家系に生まれた人も多く、最初から投資資金が豊富にあるケースが殆どだといえます。
仮に今サラリーマンである人は、最初は経営者を目指すところから始めてみましょう。
金融資産1億円以上の人たちの日常生活
金融資産1億円以上の人たちの生活は意外にも、“質素倹約”だと言えます。
彼らは基本的に生活にかかるお金を上げることを嫌うため、どれだけお金が増えようとも生活費を大きく上げることはありません。
確かに中には大盤振る舞いしてお金をこれ見よがしに使う人もいますが、大体そのような人は一過性のお金持ちにすぎず、途中で転落してしまう場合が多いです。
富裕層の多くが質素倹約に努める背景には、仮に資産がなくなっても狼狽えることがないように、普段から生活費を抑えているともいえます。
金融資産1億円のサラリーマンになるための3つの方法
- お金を使わずに節約に徹する
- 本を読む(自己投資)
- 投資を行い資産を運用する
野村総研の調べによると富裕層と呼ばれる人たちの割合は、全体の2.3%にしかすぎません。
誰もが人生で一度は「お金持ちになりたい」と思ったことがあると思います。
しかし、実際にお金持ちになるための方法を知っている人は、あまりいないでしょう。
実はお金持ちになるための方法は、至ってシンプルであり、決して難しいことではありません。
お金を使わずに節約に徹する
金融資産1億円を目指すのであれば、無駄な消費や浪費を極力しないことが大切です。
毎月の収支をしっかりと把握し、自身が何にどのくらいのお金を使っているのか、把握するところから始めましょう。
その上で、サラリーマンの人は給料の一部を貯蓄や投資に回すことで、効率的に金融資産を増やすことができます。
まずは節約に徹して、金融資産1,000万円を貯めるところまでを、一つのゴールとしてみてください。
本を読む(自己投資)
世界的な億万長者と呼ばれる
- ビル・ゲイツ
- ジェフ・ベゾス
- マーク・ザッカーバーグ
などのほとんどは、かなり熱心な読書家としても有名です。
富裕層の多くは読書の習慣を持っており、自己投資の一環として積極的に本を読むことを、生活の一部に取り入れています。
また、世界的な投資家として有名なウォーレン・バフェットも
知識はたくさん本を読むほど複利で増えていく
といっているように、金融資産1億円を目指すのであれば、普段から本を読む習慣を身につけましょう。
投資を行い資産を運用する
投資を行うことに対して、抵抗があるサラリーマンも多いと思います。
しかし、持っている金融資産を投資に回し、資産運用しなければ富裕層になることは一生できないでしょう。
特に日本は超低金利時代なので、銀行預金にお金を預けていても増える金額は、微々たるものです。
年利0.001%の銀行預金にお金を預けるよりは、つみたてNISAやiDeCo等を活用して、自身で資産運用を行った方がより富裕層への道がひらけます。
実際に富裕層の多くは、お金を投資に回して効率的に運用することで、富を増やしているといっても過言ではありません。
金融資産1億円のサラリーマンの3つの特徴
- 先取り貯蓄が徹底している
- お金に対しての執着心が弱い
- 自分で考える癖がある
金融資産1億円のサラリーマンに共通している特徴を、大きく分けて3つ挙げてみました。
それぞれとても金融資産1億円を目指す上では、とても大切なことなので参考にしてみてください。
また、普段から浪費癖が激しい人などは、特に①の”先取り貯蓄”を実践してみることをおすすめします。
先取り貯蓄が徹底している
金融資産1億円を達成するためには、投資に活用するための種銭が必要です。
優秀なサラリーマンは、給料が支給された時点で先取りして貯蓄や投資を行っています。
先取りして貯蓄を行うことで、使えるお金が目の前から自動的に消えるため、それ以上は無駄遣いしようとは思いません。
また、先取り貯蓄は気付いたらお金が貯まっていたという状況を作りやすいため、ここぞという時に投資に回す資金としても活用できます。
投資チャンスがきても資金がなければ、タイミングを逃してしまいますので、普段からコツコツと先取り貯蓄を行いましょう。
お金に対しての執着心がない
お金に対しての執着心がないというのは、何もお金に興味がないという訳ではありません。
具体的な意味としては、「リスクを取ることに対して抵抗がない」ということです。
金融資産1億円を保持しているサラリーマンは、元からリスクに対して寛容です。
そのため、リーマンショックなどの株価下落時には、リスクを恐れず大きく買いに走っています。
逆に、お金に対して強い執着心を持っている人は、リスクが怖くて投資なんてできない人が大半です。
「損してもまた稼げばいい」というくらいの、マインドを持っているかどうかが、富裕層になれるか慣れないかの分かれ道とも言えます。
自分で考える癖がある
サラリーマンは特に指示を受ける習慣が身についてしまい、何をやるにしても人に聞きたがる癖があります。
しかし、金融資産1億円を築くようなサラリーマンは、基本的に自分で考える癖がついているため、失敗や成功を通して学ぶ成長速度がとても早いです。
逆に、指示待ち人間のような受け身の姿勢でいる以上、自分の頭で考えて行動している人には、追いつくことはできないでしょう。
自分で考える癖というものは、生まれ持った性格にも影響します。
とはいえ、サラリーマンでも金融資産1億円は普通にいるので、後発的に意識改革することは可能です。
金融資産1億円を目指して今から始められる3つのこと
- 投資の目的や目標を明確にする
- “節約”ではなく”お金の管理”を徹底する
- つみたてNISAやiDeCo等を活用する
金融資産1億円を目指して、今からでもできるアクションプランを3つ書き出してみました。
すでに行っているという人は、今後も継続して取り組むように努めてください。
逆にまだ行っていない項目が一つでもある人は、今日からでも取り組んでいきましょう。
投資の目的や目標を明確にする
金融資産1億円を目指すためには、まず投資に対する目的や目標を具体的に考える必要があります。
ここでいう投資とは”資産運用”のことです。
サラリーマンから富裕層を目指すのであれば、必ず資産運用を行う必要があります。
なぜなら、資産運用を行うことで、複利の効果を最大限に活用することができるからです。
しかし、資産運用は長期的に継続して取り組むことが大前提なので、続けられるように具体的な目的や目標を、最初に設定しておきましょう。
“節約”ではなく”お金の管理”を徹底する
金融資産1億円を目指す上で、節約はとても大切なことです。
とはいえ、節約を優先して毎月セコセコした生活をしなければいけない、ということではありません。
ここでいう節約とは”お金の管理”を徹底することであり、何にどのくらいのお金を使っているのか、しっかりと把握することが重要になります。
お金の管理を徹底することで、無駄な出費や浪費を把握し、抑えることができるからです。
お金の管理が健全な節約に繋がりますので、普段からお金の流れを意識して生活してみてください。
つみたてNISAやiDeCo等を活用する
金融資産1億円を目指す上で、資産運用は必須項目です。
しかし、投資にはもちろん税金がかかりますので、せっかく資産運用により得られた利益に対して、巨額の税金を取られては意味がありません。
今はつみたてNISAやiDeCo等といった、便利な税制優遇制度がありますので、まだ活用していない人は検討してみてください。
まとめ
金融資産1億円のサラリーマンになるための方法を、3つ挙げました。
- お金を使わずに節約に徹する
- 本を読む(自己投資)
- 投資を行い資産を運用する
特にサラリーマンの多くは、投資経験がない初心者の人の割合が多いため、最初はつみたてNISAやiDeCo等の活用がおすすめでしょう。
また、普段から読書する習慣を持っていない人は、少しずつでも良いので興味のあるビジネス書や、投資等に関する本を読んでみてください。
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