- クレジットカードを活用した家計管理の具体的なやり方は?
- 家計管理に使えるおすすめのクレジットカードは?
最近はキャッシュレス化に伴い、生活費をクレジットカード1枚で全て管理している家庭も、大変多くなってきました。
クレジットカードで家計管理を行うと、さまざまなメリットが受けれる他、面倒な家計簿を記録する作業なども省くことができます。
その上、今はスマホアプリやクラウド会計ソフトと、気軽に連携させることができるため、固定費や変動費など全てデジタルで管理することが可能です。
初めての人には少しハードルが高いように感じるかも知れませんが、一度慣れてしまうと、クレジットカードでの家計管理の利便性の高さに気づくはず。
この記事ではクレジットカードを活用した家計管理のコツや、具体的なやり方等に関して、分かりやすく解説しています。
最後まで読んでいただくことで、面倒な家計管理をストレスなく、簡単に行えるようになることでしょう。
クレジットカードを使った家計管理がおすすめな4つの理由
- 毎月届く明細書が家計簿代わりになる
- 支払いでポイントが貯まる
- 手数料の負担を減らせる
- クレジットカードの特典が得られる
クレジットカードを活用した家計管理がおすすめな理由としては、主に4つあります。
特にクレジットカード支払いだとポイントが貯まる上に、ポイントでの支払いも可能です。
また、クレジットカードによっては、お得な特典なども用意されているため、買い物の際に割引を受けることもできます。
毎月届く明細書が家計簿代わりになる
クレジットカードでの家計管理を、おすすめする一番の理由としては、明細書が家計簿の代わりになるからです。
生活費の支払いを一つのクレジットカードに統一しておくことで、わざわざ家計簿に人力で入力する必要がありません。
また、クレジットカードの明細書は、Webでも細かく確認できるため、ご自宅や外出先でも気軽に確認することができます。
支払いでポイントが貯まる
ほとんどのクレジットカードには、ポイント制度が導入されており、カードで支払いを行うことで毎回ポイントが付与されます。
ポイントの還元率は、大体約0.5〜1.0%と定めているところが多く、生活費をクレジットカードで支払うことで100円あたり0.5〜1ポイント貯まります。
また、貯まったポイントは、
- 買い物代金から差し引き
- キャシュバック
- 景品、商品、ギフト券と交換
- マイル、他社ポイントに移行
など様々な用途で活用することが可能です。
手数料の負担を減らせる
クレジットカードの手数料は全て加盟店が負担しているため、利用者側は全くかかりません。
仮に毎月の生活費を現金でやりくりしている場合は、都度にコンビニATM引き出しを行わなければならないため、手数料が少なからず100〜200円程度はかかります。
その点、クレジットカードでの支払いであれば、手数料の負担がありません。
また、注意点としてクレジットカードには、”リボ払い”と”分割払い”という支払い機能が、付帯しています。
- リボ払い:予め設定しておいた金額を分割して支払う
- 分割払い:利用額を3回以上の複数回にわたって分割して支払う
一般的なリボ払いの手数料率は、実質年率15.0%とされているため、最終的にかなり高い手数料を支払わなければなりません。
また、分割払いに関しても、一括で支払う場合と比較して、手数料が高くなってしまいます。
そのため、クレジットカードで支払う際には、できるだけ一括で支払うようにしてください。
クレジットカードの特典が得られる
各種クレジットカードには、様々な特典が付帯しています。
主な特典としては、
- 飲食店での優待
- 買い物代金の割引
- ケータイ料金の割引
- 特定サービス、店舗での割引
などが挙げられます。
クレジットカードによっては、生活費がお得になる特典も多いため、活用しないのは損だと言えるでしょう。
クレジットカードを活用した家計管理の5つのコツ・やり方
- 生活費の支払いを全てクレジットカード決済にする
- 各種保険料の支払いもクレジットカードで行う
- クレジットカードのキャンペーンを賢く活用する
- 家計簿アプリやクラウド会計ソフトとクレジットカードを連携させる
- 家族カードを活用すればポイントも明細書も一つにまとまる
クレジットカードを活用した家計管理のコツを、しっかりと抑えて取り組むことで、簡単にストレスなく取り組むことができます。
逆にコツややり方自体が間違っていると、全くメリットが得られませんので、ご注意ください。
生活費の支払いを全てクレジットカード決済にする
生活費の支払いを全てクレジットカードにまとめると、Webサイトや専用アプリで簡単に明細を確認することができます。
画像は”楽天カード”のWebでの明細書になりますが、購入商品の詳細までは提示されません。
そのため、受けたサービスや購入した商品名などの詳細まで記録する際には、自身で他のアプリもしくは会計ソフトに入力する必要があります。
各種保険料の支払いもクレジットカードで行う
変動費に限らず保険料などの固定費に関しても、全てクレジットカードで支払うように、設定しておきましょう。
毎月指定口座からの引き落としや、現金振り込み等にしておいては、大変勿体無いです。
クレジットカードでの自動支払いにすることで、ストレスなく支払うことができる上に、ポイントも付与されるため一石二鳥です。
クレジットカードのキャンペーンを賢く活用する
クレジットカードによっては、大変お得なキャンペーンを実施している場合があります。
キャンペーンの開催時期は、月や日にちによって異なります。
例として”楽天カード”の場合は、クレジットカードを利用して楽天市場で、毎月”5″と”0″の付く日に買い物をすると、楽天ポイントが合計5倍付与されます。
その他にも、様々なキャンペーンがクレジットカードによって実施されていますので、タイミングを合わせて買い物を行うと良いでしょう。
家計簿アプリやクラウド会計ソフトとクレジットカードを連携させる
最近はスマホで使える便利な家計簿アプリや、クラウド会計ソフトが大変多いです。
それぞれクレジットカードや銀行口座と、簡単に連携させることができます。
そのため、生活費の支払いをクレジットカードにまとめることで、お金の流れを全てアプリやソフトで、一元管理することが可能です。
家族カードを活用すればポイントも明細書も一つにまとまる
クレジットカードにおける”家族カード”とは、簡単にいったら自身の家族だけに作れる、クレジットカードです。
家族カードの主なメリットとしては、3つ挙げられます。
- 家計管理がより行いやすくなる
- ポイントが貯まるのが早い
- 1人目の年会費が初年度無料になる (※カードによる)
家族内でバラバラにクレジットカードを作るよりも、一括して世帯主が家族カードを作ることで、家庭内のお金の流れを把握することができます。
家計管理におすすめのクレジットカードの主な3つの選び方
- お得なポイント還元率を重要視する
- カード年会費は無料か有料かで判断する
- Webページやアプリの見やすさ・使いやすさ
家計管理に適したクレジットカードの選び方としては、主に3つ挙げられます。
クレジットカードには様々な種類があるため、より自身に適したカードを選ぶことが大切です。
クレジットカードの選び方一つで、生活費がグンとお得になるため、申し込む際には慎重に選ぶようにしましょう。
お得なポイント還元率を重要視する
クレジットカードで生活費をお得にするためには、ポイントの還元率はとても重要な比較項目です。
基本的には還元率が1.0%以上だと、高還元のクレジットカードだといえます。
ポイントの還元率が高ければ高いほど、同じ生活費でもより多くのポイントを貯めることができます。
例えば毎月の生活費が10万円だとすると…
ポイント還元率 | 1ヶ月間の生活費 | 得られるポイント |
0.5% | 10万円 | 500p |
1.0% | 10万円 | 1,000p |
2.0% | 10万円 | 2,000p |
表はあくまでも参考例ですが、同じ生活費でもポイントの還元率で、全く異なることを覚えておきましょう。
カード年会費は無料か有料かで判断する
クレジットカードの中には、年会費が有料のものもあります。
有料と無料の違いは主に、カードに付帯している保険や特典などが挙げられます。
家計管理にクレジットカードを活用する場合には、年会費無料のカードで十分なので、基本的にはわざわざ有料のカードを利用する必要はありません。
ただし、有料カードの中にはポイント還元率が高いものもあるため、強いて有料カードを選ぶのであれば、還元率を比較して決めると良いでしょう。
Webページやアプリの見易さ・使いやすさ
クレジットカードを選ぶ際には、Webページやスマホアプリ画面の見やすさや、使いやすさ等も重要な比較項目です。
表示している画像は、楽天カードアプリのスマホ画面となりますが、アプリからでも明細や獲得ポイントなどが、一目で分かるようになっています。
特に家計管理においては「見やすさ・使いやすさ」はとても重要ですので、実際の画面や操作方法を調べた上で、決めるようにしましょう。
家計管理におすすめの大人気クレジットカード3選
- 楽天カード
- セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
- JCB CARD W
クレジットカードで家計管理がしたいのだけど、一体どのカードを使えばいいのかしら?
迷っているのであれば、楽天カードが一番無難です。
年会費無料でポイント還元率もよく、専用アプリもあるため、家計管理も行いやすいです。
家計管理に使える数あるクレジットカードの中でも、特におすすめのカード3枚に絞って、それぞれ分かりやすくご紹介しています。
年会費に関してはどれも無料ですので、ご自身に適したクレジットカードを利用してみてください。
楽天カード
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1.0% |
主な特典 | 新規入会&利用で5,000ポイント取得できる |
審査可能年齢 | 18歳以上 |
公式サイト | https://www.rakuten-card.co.jp/ |
楽天カードは、普段から楽天市場や楽天Edy、楽天モバイル等を利用されている方に、おすすめのクレジットカードです。
ポイントの還元率は1.0%と高く、様々なシーンでポイントを貯めることができます。
また、”楽天経済圏”と呼ばれるほど楽天のサービスが充実しており、楽天でんきや楽天保険など他の類似サービスと組み合わせることで、ポイントの還元率が高くなります。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5% ~ 3.0%(※条件アリ) |
主な特典 | 新規入会で8,000ポイント相当がもらえる |
審査可能年齢 | 18歳以上 |
公式サイト | https://www.saisoncard.co.jp/amex/pearl-cs/ |
“セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード”の特徴はなんといっても、還元率の高さにあります。
QUICPay(クイックペイ)加盟店で、
- Apple Pay
- Google Pay
- セゾンQUICPay
のいずれかのサービスを活用して支払いを行うことで、3.0%分のポイントが還元されます。
その他、特定の店舗では毎月”セゾンカード感謝デー”が行われおり、食品や衣料品等を5%オフで買い物することが可能です。
JCB CARD W
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1.0% |
主な特典 | 新規入会特典Amazon.co.jp利用でポイント30倍 |
審査可能年齢 | 18歳以上 ~ 39歳以下 |
公式サイト | https://www.jcb.co.jp/ordercard/kojin_card/os_card_w.html |
一般的なJCBカードはポイントの還元率が0.5%となっていますが、“JCB CARD W”の場合は2倍のポイントが還元されます。
また、優待店でカードを利用することで、ポイントの還元率が大幅アップする特徴も持っています。
その他、キャンペーンと組み合わせることで、最大21倍のポイントをゲットすることも可能です。
クレジットカードで家計管理を行う際の3つの注意点
- カードの締め日や引き落とし日を把握する
- 使える金額(予算)はカードであっても予め決めておく
- 家計管理で利用するクレジットカードは1枚にまとめる
クレジットカードで家計管理を行う際の注意点としては、主に3つあります。
特にクレジットカードは、締め日と引き落とし日がカードによって異なるため、しっかりと作る前に確認しておきましょう。
また、クレジットカードは複数枚作ることが可能ですが、家計管理に使うカードはできるだけ、1枚にまとめるようにしてください。
カードの締め日や引き落とし日を把握する
クレジットカードには、締め日と引き落とし日が設けてあり、カードによって日にちが異なります。
支払い方式は基本的に”後払い“となるため、カード利用月に即引き落としされることはありません。
実際の引き落としは、よく月以降になります。
そもそもクレジットカードは、
- 利用者
- 加盟店
- クレジットカード会社
の3つの関係性から成り立っています。
利用者がカードを利用し、利用額分をよく月以降にカード会社に支払った後に、カード会社側から利用金額分が加盟店に支払われる仕組みです。
使える金額(予算)はカードであっても予め決めておく
クレジットカードが便利すぎて、ついつい限度額いっぱいまで、使い過ぎてしまう人がたまにいます。
カードの使い過ぎを防ぐためにも、初月に必ず使える金額となる、予算を決めるようにしましょう。
現金支払いとは異なり、クレジットカードはお金を支払っている感覚が薄い特徴があります。
家計管理のために、クレジットカードを活用している訳ですから、使い過ぎては本末転倒です。
家計管理で利用するクレジットカードは1枚にまとめる
家計管理でクレジットカードを活用する際には、1枚のカードでやりくりを行うようにしてください。
確かにクレジットカードは複数枚作ることができますが、生活費を様々なカードで支払っていると、明細が別々になるため管理が難しくなります。
1枚のクレジットカードにまとめることにより、一目で明細を確認できるとともに、家計の見直しの際には大変便利です。
その上、クレジットカードでの家計管理を1枚にまとめることで、ポイントも貯まりやすくなります。
まとめ
クレジットカードでの家計管理が、おすすめである理由に関して、分かりやすく解説してきました。
- 毎月届く明細書が家計簿代わりになる
- 支払いでポイントが貯まる
- 手数料の負担を減らせる
- クレジットカードの特典が得られる
今は便利なアプリやクラウド会計ソフト等もありますので、お好みのクレジットカードと連携させて、効率的に家計管理を行いましょう。
また、クレジットカードで管理することで、ポイントも貯まりますので、一石三鳥以上のメリットが得られます。
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