FP技能士3級講座「社会保険制度」

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みなさん、こんにちは。youtubeでFP3級講座を展開しておりますが、それをブログでも紹介します。動画が良い方は下の動画をどうぞ。

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社会保険制度の全体像

一般に社会保険制度と呼ばれるものには、狭義の社会保険制度と労働保険制度が含まれます。

狭義の社会保険労働保険
・医療保険
・介護保険
・年金保険
・雇用保険
・労災保険

また、医療保険は「健康保険」「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」に分かれます。

医療保険対象
健康保険会社員・家族
国民健康保険上記以外
後期高齢者医療制度75歳以上

次の項では、医療保険について詳しく見ていきましょう。

医療保険

小学校入学後から70才未満の者の自己負担額は、総医療費の3割です。
なお、健康保険加入者の自己負担額が、療養の給付の自己負担限度額を超えた場合、高額療養費が支給されます。

その他試験でよく聞かれる点をあげていきましょう。

  • 傷病手当金は、3日以上仕事を休み給料が支給されない場合に、最長1年6か月支給されます。
  • 産科医療補償制度に加入している医療機関で出産した場合、出産育児一時金として一児ごとに42万円が支給されます。
    被保険者期間が継続して2か月以上ある場合、退職後20日以内に申請すると、退職後も2年間、任意継続被保険者として健康保険に加入することができます。

後期高齢者医療制度

75歳以上の方は後期高齢者医療制度の対象となります。
後期高齢者医療制度の自己負担割合は、原則として1割です。
また、保険料は、原則として年金から天引して徴収されます。

公的介護制度

介護保険の対象となる公的介護制度についてまとめてみます。

 第1号被保険者第2号被保険者
対象者65歳以上40歳以上65歳未満
受給者要介護者・要支援者老化に起因するものによって要介護者・要支援者になった者
自己負担額原則1割負担

雇用保険

会社などにお勤め方は雇用保険の対象となります。
失業などの際に給付を受けることができます。

保険料は、事業主と労働者で負担します。

基本手当(求職者給付)

失業をした際に給付されるのが基本手当です。
年齢等で支給期間等が異なりますが、基本的なパターンを抑えておきましょう。・

  • 要件:離職の日以前2年間に、被保険者期間が通算して12か月以上あること
  • 待機期間:7日(自己都合退職の場合、+3ヶ月)

高年齢雇用継続給付

60歳以上の方の給料が下がった場合に給付されます。

  • 要件:原則として、60才以上65才未満の被保険者のうち、60才到達時に比較して75%未満の賃金月額の者
  • 支給:各月の賃金の最大15%

教育訓練給付金

労働者の方がスキルアップを目指し、資格の取得等を行う際に支給されます。

一般教育訓練給付金

被保険期間3年以上(初受給時は1年以上)
受講料の20%(上限10万円)

特定一般教育訓練給付金

再就職・早期のキャリア形成に資する訓練・被保険期間3年以上(初受給時は1年以上)
受講料の40%(上限20万円)

専門実践教育訓練給付金専門的かつ実践的な訓練・被保険期間3年以上(初受給時は2年以上)
受講料の50%(上限40万円)→就職すると+20%

労災保険(労働者災害補償保険)

労働者の方が業務上の事故などでケガなどをされた場合に支給されます。

  • 対象:業務災害、通勤災害
  • 保険料:事業主が全額を負担

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